ハンノキ林の水辺保全など 日時 2019/11/5(火) 9:30〜14:00 場所 生田緑地 ハンオキ林 参加者 岩田臣生、岩田芳美 ハンノキ林の保全活動は、2006 年 12 月に樹木調査を行って樹木マップを作成することから始めたので、もう 13 年になろうとしています。 取返しのつく範囲で、やって、みて、考えるを基本にしていますが、生田緑地の水流の保全方法については、概ね、見極めができてきたと思いますが、 ハンノキ林については、林床の明るさのコントロールが難しく、なかなか進められませんでした。 しかし、少なくとも、ミヤマシラスゲが元気な状態になる明るさにはしなければならないと考えて、まずは、ミヤマシラスゲ群落周囲のハンノキ以外の樹木の伐採を進めようと考えました。 今回の活動の目的は、ハンノキ林の北側の木道に接する A07-08 地区について、 @木道に接するミヤマシラスゲの群落地に水面をつくること、A右岸斜面の裾刈りをすること、B当該地区に無くてもよい樹木を伐採して林床を明るくすること C右岸水流に開放水面を確保し、適度な淀みをつくること等々です。 @木道に接するミヤマシラスゲの群落地に水面をつくりました。 A右岸斜面の裾刈り 右岸裾部のアズマネザサを刈って、その水辺沿いに寝かせて置きました。 この寝かせたアズマネザサの上に、除伐したアオキも積みました。 Bミヤマシラスゲ群落の上空に枝葉を広げていたモミジ類、ムラサキシキブ、キブシなどを伐採しました。 C右岸の水流に落枝によるダムをつくって、その上に泥上げして、連続する水溜まりの水流づくりを行いました。 水辺に、ウワバミソウがムカゴ(コブコ)をつけていました。 D湿地地区に生えて来ていたモミジの実生を抜き取る活動もしました。 引き抜いたモミジの実生数十本は、上の田圃地区の住宅地側に植えました。 成長して光害防止のための樹林に育ってほしいと思います。 カラスウリが橙色に輝いていました。 柿の木の下で休憩していたら、メジロの群が飛んで来て、柿を啄んでいました。コゲラも一緒に来て、枝を丹念に調べていました。 よく見たら、オオアオイトトンボも来ていました。 帰りに湿地に寄ってみたら、入口の所で水漏れを起こし、水路の水が全て流れ出していましたので、補修しました。 シロヨメナの花が見頃を迎えていました。 生田緑地のリュウノウギクも盛期を迎えていました。
かわさき自然調査団の活動
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