生田緑地の生物多様性保全活動

久しぶりの快晴、気温も上がり春の陽気、朝 8 時、川崎市宮前区からは富士山も、丹沢山塊もくっきり見えていました。


ハンノキ林地区のキチジョウソウ除草、アズマネザサ刈りなど
日時 2020/1/30(木) 10:00〜12:30 
場所 ハンノキ林地区 A07
参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三

ハンノキ林林床のアズマネザサ刈り、イヌツゲやノイバラなどの除伐、キヅタなど地面を覆っているツル性植物の除去、 大株になって広がっているミヤマカンスゲ刈り、キチジョウソウの根茎除去 などを行いました。
今回の活動の一番の目的はジロボウエンゴサクの保護でしたが、驚いたことに、既に発芽して、展葉していました。
ジロボウエンゴサクは神奈川県植物誌によれば、県内に普通の植物ということになっていますが、夏には姿を消してしまう春植物であるため、普通にあるという印象にはありません。
生田緑地では 4 月に開花します。





あまりに増えて広がってしまったキチジョウソウを 10 年前の生育範囲に抑え込むために、地下茎から抜き取る活動を行いました。


この日は、ハンノキ林西側、木道脇にあったスギの大木 1 本を伐採してもらっており、チェインソウのエンジン音が響いていたため、野鳥の声は楽しめませんでした。

ハンノキ林の活動を終えてから、12 月 2〜に、水溜まりに 1 台だけ設置しておいたセンサーカメラを、充電済のカメラに取り替えました。
こちらでは、アオゲラが鳴いていました。

回収した画像には、アライグマの家族が撮影されていました。
撮影頻度が高く、殆んど全てが水に入っているので、スジグロボタルが捕食されているのではないかと心配してしまいます。
アライグマの、この水溜まりへのアクセス・ルートを調べて、トラップを仕掛けられそうな場所を探しておく必要がありそうです。

帰り道、一休みしたテーブルベンチにヒロバフユエダシャク?(メス)がいました。
朝はシメ?が 2〜3 羽いましたが、帰りはキジバトが 3 羽、夢中で何かを啄んでいました。
そこに、ヒヨドリが飛んで来たのですが、私に気がついて、慌てて飛び去りました。

   かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation