観察モニタリングと湿地地区の水辺保全など 日時 2020/3/3(火) 10:00〜14:00 晴 場所 湿地地区 B05、その他 参加者 岩田臣生 生田緑地の谷戸で、のんびりと春を探しながら、少しだけ保全活動を行うことにしました。 まずは谷戸の降り口、ピクニック広場東斜面で、アオイスミレの開花を確認しました。 萌芽更新地区の裾部に、モミジイチゴの開花を確認しました。 ハンノキ林地区には、ウグイスカグラが咲き、ミヤマカンスゲが花盛りでしたが、ウグイスカグラの花の色は綺麗ではありませんでした。 竹林下水流は度々、手を入れて、水溜まりもつくっていましたが、その水溜まりに、丁度、カラスが飛んで来て、水浴びを始めました。 カラスのために手を入れているのではなかったのですが、・・・。 湿地地区では、ハンノキ林からの水流の畦のうち、当該地区を湿地にするために止めた流路だった場所を補強することにしました。 最近除伐した材を積んだ山ができていたので、これを利用することで、材の山を小さくすることも考えました。 肝心の土は、ミヤマシラスゲやヨシの繁っている場所に水深のある池をつくろうと思うので、そこから上げた泥を使うつもりで、少しずつ積むことにします。 この日は、ミヤマシラスゲのために流れ難くなっていた部分を掘って広げ、その場所の根や土を運んで盛りました。 草地には、オオイヌノフグリが咲いていました。 ミヤマシラスゲが繁茂している辺りに、少し大きな水溜まりをつくるために、水路の方向が変わる辺りに堰をつくりました。 水面を広げることで、対象範囲が見えてくると思います。 この水溜まりづくりは、湿地化を進める過程で何度も試しているのですが、日常的に流れ込む土砂に埋まってしまうということを繰り返してきました。 ウグイスが鳴いて、春を感じさせる陽気でした。 谷戸の上空を、オオタカが飛びました。 田圃のアズマヒキガエルの卵塊を観察したら、一部で孵化?が始まっていました。 ヤマルリソウは 1 輪だけでしたが、開花が見られました。 今冬は、私たちが泥上げをして保全している水溜まりが、どのように利用されているかを知りたいと思い、センサーカメラを設置して調べています。 この日は、1/30(木)に設置したカメラを回収しました。 12/10(火)に設置したカメラでは、アライグマも多かったのですが、オオタカの水浴びも撮影されました。 今回はどうか、撮影結果が楽しみです。 帰り道、ツノハシバミの雄花が垂れていました。
かわさき自然調査団の活動
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