城山下谷戸のアズマネザサ刈り、水辺利用を調査するための定点カメラ設置 日時 2020/3/5(木) 10:00〜12:00 曇、強風 場所 城山下谷戸地区 B11 参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三 城山下谷戸のヤマルリソウが咲き始めたので、アズマネザサを刈っておくことにしました。 アブラチャンの蕾も黄色みを増して、開花も間近のようです。 林床のアブラチャン実生は、数は多いながら、細くて小さく、なかなか大きくなりません。 私たちは、水辺保全として、泥上げによる開放水面づくり、更に、水溜まりづくりなどを行っています。 水溜まりづくりは、水生生物のための渇水期対策として始めたものですが、哺乳類、鳥類、両生類なども利用していると思います。 今冬は、放置すれば水面が消えてしまう湿地に水溜まりをつくって、どのような生きものが、どのように利用しているかを調べることにしました。 環境省モニタリングサイト1000里地調査の一般サイトに生田緑地を登録して、2008 年から特定非営利活動法人かわさき自然調査団が調査を行っていますが、 その調査のうち、中大型哺乳類調査は、5〜10 月に、定点カメラ 3 台を使って調査するものです。 この調査は冬季の調査を含みませんので、この定点カメラ(センサーカメラ)を活用することを考えました。 定点カメラは 24 時間の調査が可能なので、夜行性の生物も把握することができます。 1 回目は 12/10〜1/15、2 回目は 1/30〜2/27 に行いましたが、興味深い結果が得られたので、3 台のカメラを同時に使って、3 月いっぱい調査してみることにしました。 ただ、湿地の中には、カメラを設置できる樹木などが無いので、太さ 1cmほどのアズマネザサを 9 本使って支柱をつくりました。 この調査結果は生物保護区のモニタリングになる調査だと思っています。
かわさき自然調査団の活動
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