谷戸の水辺の状態観察と水漏れ補修、カナムグラ刈りなど 日時:2021/6/3(木) 10:00〜13:00 場所 生田緑地 湿地地区(B05)、上の田圃地区(B06)、下の田圃地区(B07)、ヨシ原地区(B08) 参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美 谷戸に降りたところで、園路端の葉上で、ムネクリイロボタルと出会いました。 忙しく動き回るので、こんな写真になってしまいました。 ホトトギスの声が聞こえて、陸生ホタルのムネクリイロボタルに出会って、夏の到来を感じました。 湿地地区に寄って、プランターで発芽させた植物を、水辺に植えました。 この水辺から消えた時のために、種子を採って、播種したのですが、プランターでは育ってくれませんでしたので、戻すことにしたのですが、根端に球根が付いていました。 湿地地区の2段目は、水路末端付近に水漏れ穴が開いていて、その先の水が消えていましたので、この穴を塞ぎました。 3段目で保護している植物の周りのチゴザサ、ミゾソバ、ミヤマシラスゲなどを抜きました。 上の田圃は、6/1(火) にも水漏れ補修を行ったのですが、下の段は湛水していませんでした。 水漏れしていると思われる場所に手を入れておいて、下の田圃地区に移動しました。 下の田圃も、6/1(火) に手を入れて、ほぼ湛水したことを確認していました。 畦沿いの溝を掘って、畦に泥上げをしました。 上の田圃と異なり、下の田圃に入る水の流量は多いので、反応は直ぐに表れます。 水生生物のために、またアメリカザリガニ駆除のために、溝を深くしておきたいと思いました。 田圃の奥の水路部のヨシも刈りました。 下の田圃地区は、木道沿いの草地のカナムグラ刈りも進めました。 ヨシ原地区については、池を覆っていたヨシを刈りました。 今年のカサスゲの勢いは凄いので、早い時期に刈って、陰干ししたら、つくってみようの材料になると思いました。 トンボなどが水面まで飛んで来れるように、池の前の草を刈り、空間を開けました。 池の水深は浅くなっているようなので、泥上げもしなければならないと思いましたが、池の中のヨシを刈って、泥を上げるとなると楽な活動ではありません。 この日は、取りかかろうという気持ちになりませんでした。 上の田圃地区に戻って、湛水させることを考えました。 下の田圃に比べて、湧水の流入量が少ないので、僅かの水漏れが影響して湛水できないのだと思います。 今まで殆んど手を入れていなかった場所を調べて、手を入れていくしかなさそうです。 田圃の上側の水路を探ると、ザリガニ穴が無数にありました。 この日はイネワラを持って来ていなかったので、枯草を集めたりしてやってみたら、僅かながら、上の段の土嚢堰を越える水の動きが見られました。 次回は、沢山のイネワラを持って来て、水路の畔の壁を丹念に補修してみようと思いました。 毎年、稲刈り後に、田圃や水路の保全を行ってきたつもりですが、目指していた生きもののための田圃になっているということだと思います。 この狭い水路にいたオオアメンボ、シマアメンボには、少し退いていてもらいました。 田圃近くに、イトトンボが現れました。 羽化して間もないオオアオイトトンボ(メス)だと思います。 水辺上空の樹木の樹皮下に産卵する不思議なトンボです。 その目の先に、ニホンカナヘビがいました。 |