生田緑地の生物多様性保全活動

稲田公園児童プールの鍵返却
日時:2021/6/8(火) 9:40〜9:50 
場所 多摩区道路公園センター
参加者 岩田臣生

里山の自然学校 第 3回<プールのヤゴの救出作戦>で使用した稲田公園児童プールの鍵を、多摩区道路公園センターに返却しました。



谷戸の水辺保全など
日時:2021/6/8(火) 10:00〜13:00 
場所 生田緑地 湿地地区(B05)、上の田圃地区(B06)、下の田圃地区(B07)、ヨシ原地区(B08)
参加者 岩田臣生

ハンノキ林西の池の水が減っていたので、水漏れを調べたら、土嚢堰の脇から水漏れを起こしていましたので、イネワラ 1束を使って補修しました。
キビタキの美しい声が降っていました。


湿地地区の水辺を調べて、水漏れ 2ヶ所を補修しました。
湧水の流量は増々減少していますが、水涸れは起こしていません。
ハンノキ実生は、ミゾソバに覆われそうになりながら、育っています。


上の田圃地区に移動する途中で、木道の手摺上のトビモンオオエダシャク幼虫に出会いました。
小枝のように見える、8cm ほどの大きなイモムシです。



これを観ていたら、ナガゴマフカミキリが落ちてきました。
これは、触覚を除けば、2cm 程度の小さなカミキリムシです。

キマワリも現れました。
これも、2cm 弱の大きさで、夏の間、いつでも出会える甲虫です。

イチヤクソウが咲き始めました。


上の田圃は、相変わらず、湛水していませんが、水が涸れているわけではなく、稲が育たない環境ではないと思います。
根が活着した稲は、勢い良く、色も濃くなったように感じられました。
シオカラトンボ(オス)数匹が、縄張りを争って、ぶつかり合っていました。




下の田圃に向かう途中の木道の手摺に、大きなナナフシモドキがいました。


下の田圃は、流量が格段に多く、湛水しています。
水中には、カワニナ、ホトケドジョウ、オタマジャクシ、何処から来たのか、小さなエビの仲間なども、観察できました。
シオカラトンボ(オス)2匹が縄張り争いをしていました。
奥の方に、スズメが一羽、水を飲みに来ました。


ヨシ原の池のヨシ刈り、泥上げを行いました。
植物の生長が著しい、この季節は、少しずつ、頻繁に、手を入れる方法が良さそうです。


水面が開放されたら、早速、オオシオカラトンボ(オス)がやって来ました。
水面は、もう少し広げたいところです。


帰り道、ハンノキ林西の池を見ると、水位は少しだけ上昇していました。
野鳥班のMさんが、シジュウカラの群れが水を飲みに来ている様子を観察していました。
帰りのハンノキ林にも、キビタキの声が降っていました。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation