ヤマザクラやクヌギの苗の移植、カナムグラ刈り、 水辺の観察と保全、里モニ哺乳類調査定点カメラ設置 環境省モニタリングサイト1000里地調査生田緑地 哺乳類調査定点カメラ設置 日時:2021/6/15(火) 9:30〜12:00 場所 生田緑地 中央広場南 参加者 岩田臣生、岩田芳美 生田緑地中央広場に入りかけた所で、排水路を歩いているモグラを見つけました。 一体、どこから地上に出てきてしまったのか、何があったのか、気になります。 早く地下に戻りなさい。 環境省モニタリングサイト1000里地調査生田緑地の今月のセンサーカメラは、生田緑地中央地区南側エリアの調査をおこないたいと考えて、定点Cに、カメラを設置しました。 2 台目のカメラは、最近は設置していなかった定点Bに設置しました。 3 台目のカメラは、定点Aに設置しました。 定点A〜Cは、生田緑地調査哺乳類調査の最初に設置した定点です。 クヌギ、ヤマザクラの苗を苗木畑に移植、カナムグラ刈りなど 日時:2021/6/15(火) 10:00〜12:20 場所 生田緑地 湿地地区 参加者 岩田芳美、上路ナオ子 この日の水田ビオトープ班の活動目的は、種子を蒔いて発芽させたヤマザクラとクヌギの苗を、湿地地区につくった苗木畑に移植すること、そして、その周辺のカナムグラを刈ることです。 発芽したばかりの苗は、雑木林に植樹するには小さ過ぎるので、苗木畑で短期間育てることにしました。 カナムグラは成長して、周囲の植物に絡みついていましたので、これを剥がして、できるだけ、根から引き抜くという大変な活動です。 湿地地区は、かつては普通にあったと思われる里山の水辺の植物などを保護するようにしていますので、マント植物であるカナムグラが繁茂することは避けなければなりません。 今月入団したばかりの新人さんは、こんな活動を嫌がらずに、軽快かつ丁寧に行ってくれます。 気温が高い季節ですので、班活動としては、12時を過ぎたら終了するようにしています。 竹林下デッキのベンチで休憩してから解散しました。 水や植物の状態観察と手入れ 日時:2021/6/15(火) 12:00〜12:20 場所 生田緑地 湿地地区 参加者 岩田臣生 哺乳類調査の定点カメラ 3 台の設置を終えてから、湿地地区に入って、水の状態、保護植物の状態などを観察しました。 当該地区に流入する湧水の流量は少なくなっていますが、地区全体に水は広がっていて、補修を要する水漏れはありませんでした。 植物の繁茂は著しく、草丈は一段と高くなっていました。 その中に、ヒカゲチョウ、フキバッタ幼虫、キバラガガンボなどが、何度か歩いた踏み跡の空間には、カタハリウズグモが水平円網を張っていました。 この水辺で保護している絶滅危惧植物は、花茎を伸ばしているものが 5〜6 株になりました。 ミゾソバが、チラホラ開花し、オニスゲの実は硬くなってきました。 谷戸の自然観察、カナムグラ刈りなど 日時:2021/6/15(火) 12:20〜14:00 場所 生田緑地 上の田圃地区(B06) 参加者 岩田臣生、岩田芳美 水田ビオトープ班の班活動を終了後、状態観察と必要な手入れのために、上の田圃地区に移動しました。 上の田圃の水は、量は少ないながら、土嚢堰の上から流れ出していて、水音が心地よく聞こえていました。 土嚢を 3〜4 枚追加すれば、もう少し水深を深く、また、全面に水面をひろげることもできそうだと思いました。 ただ、田圃から出た水は、田圃下草地の池まで届かず、途中で消えていました。 ここは、モウソウチクで水樋管をつくったり、ビニール・シートを張ったり、いろいろと試してきましたが、決定打が見つかっていません。 新たな方法を模索したいと思います。 田圃には、アオスジアゲハが吸水に来ていました。 木道の住宅地側は、街灯などの光が谷戸に入らないように樹林を育てています。 樹種は選んでいませんので、ヤマグワ、ヒメコウゾ、クサギなどが目立ちます。 そのヤマグワの葉に、ミスジマイマイが休んでいました。 田圃下草地は暑く、真夏の昼下がりの気怠い草原の様相を呈していて、上空に向かって伸びたカナムグラに、シオカラトンボ(オス)が止まっていました。 田圃の上を忙しく飛んでいる数匹のシオカラトンボと感じが異なるのは、主な活動状態が、臨戦中か、採餌休憩中かの違いでしょうか。 田圃の周囲の植物の葉上には、小さなシュレーゲルアオガエル幼体が見られるようになりました。 田圃の畦などに産卵された卵が孵化して、田圃でオタマジャクシとして成長し、上陸したシュレーゲルアオガエル幼体です。 シュレーゲルアオガエルの繁殖期間は長いので、田圃の中には、まだ、小さなオタマジャクシもいます。 梅の木広場の道端のハルジオンの花に、ヒメアカタテハが吸蜜に来ました。 帰り道のピクニック広場で、トモエソウが咲き始めていました。 トモエソウは、種子から発芽させたものを、昨年、元株近くに植えたものが、元株より大きく育っています。 若しかすると、根さえ残しておけば保全できるという植物ではなくて、種子による増殖も適度に必要とする植物なのかも知れません。 クサイチゴの葉上に、オオコシアカハバチの幼虫がいました。 このトゲトゲは何のためにあるのでしょうか。 |