生田緑地の生物多様性保全活動

ハンノキ林地区のアズマネザサ刈り
日時:2021/12/16(木) 10:00〜12:00 晴
場所 生田緑地 ハンノキ林南端地区(A07-01)
参加者 岩田臣生、鈴木潤三、田村成美、井口 実

今回も、ハンノキ林のアズマネザサ刈りの続きを行いました。
最近の降雨の影響か、ハンノキ林南端のデッキ付近でも、地面がぬかるんでいる所が多くて歩き難くなっていました。
草本層に優占していた 50cm程の高さのアズマネザサを刈りました。
デッキ近くのアオカラムシは弱弱しくなっていたので、放置しました。
高さ 5m程に成長しているサンショウ、キブシ、ヤブムラサキ、ヒメコウゾなどの低木層は 1m程度の高さで伐採しました。
直径 1cm程の太さで、林をつくっていたモミジイチゴは手をつけずに、枯木だけ取り除きました。
隣接する尾根上には、黄葉をつけているコナラ大径木が 1本、縮れたような枯葉をつけているコナラ大径木が数本あり、落枝も始まりそうな気配です。
もう、この尾根下端部は皆伐を考えた方が良さそうです。












(ハンノキ林地区のゾーン図)

ハンノキ林のアズマネザサ刈りを終えて、道具の片付けも済んで解散してから、岩田は皆伐更新地区の樹林の写真を撮りに行きました。
皆伐更新 11年目の晴れた日の秋の若齢林の状態を記録するためです。
多くの樹木が葉を落としているので、明るい若齢林の状態を記録した写真が撮れるだろうと思いました。
本来なら、樹木調査ぐらいすべきだと思いますが、それだけの能力は無いので、林内を歩いて、写真を撮影しただけでした。
ただ、気になったのは、大きなコナラは直径 15cm程もあるのに、直径 3cm程にしかなっていないコナラが多数見られたこと、 一方、ヤマザクラは皆同様に、直径 10cm程に育っていたことでした。
また、生田緑地の雑木林のコナラは萌芽更新できないと言われながら、萌芽したコナラとクヌギが一本ずつ、弱弱しい姿ですが生き残っています。

それから、昨年夏には、この皆伐更新地区周囲でもカシノナガキクイムシの穿孔によるフラシが見られて、雑木林の中にもナラ枯れが広がったことを知りましたが、 そのコナラは枯れて、キノコが生えていたものの、その周りのコナラは黄葉を輝かせていました。
皆伐更新地区の東南隣接地については、侵入したモウソウチクの除伐を進めていましたが、今回、この林を眺めていて、木々の間に、道路を走行する車を見ることができるようになっていたことが分かりました。
この皆伐更新地区については、下草刈りと間伐を行う必要があると思いました。












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