生田緑地の生物多様性保全活動

上の田圃下草地の水辺保全、田圃の土嚢堰改修など
(蛙合戦の戦場準備?)

日時:2022/2/8(火) 10:00〜12:30 曇
場所 生田緑地 上の田圃地区(B06)、ホタルの里・芝生広場分岐
参加者 岩田臣生、岩田芳美、伊澤高行

まだ冬らしい寒い日が続いていますが、久し振りに田圃地区の水辺で活動することにしました。

谷戸に降りて、ハンノキ林上の池にイネワラを 1束、ハンノキ林西の池にイネワラを 1束、放り込みました。


芝生広場への分岐の木道脇には、生田緑地では少ない植物がありますので、その植物の保護のためのアズマネザサ刈りを行いました。
カシワバハグマが種子の冠毛を白く輝かせていました。




上の田圃下草地につくっていた池に土砂が溜まっていました。
先週、木道を通った時に、水面が無くて、土の地面に見えたので、今回、ここで活動することにしました。
この辺の地下の水道が不明なので、田圃下の池づくりは上手くいっていませんが、すっかり土で埋まったのは初めてのことでした。
活動は溜まった土砂を掘り出すことから始めました。


それから、田圃からの水路の水漏れ穴をイネワラで補修しました。
沢から引いていた水も、水漏れ穴に消えていましたので、穴を塞いで、水を流しました。


池に水が入り始めたのを確認してから、草地中央の水路をオギの茂みまで流しました。
水の状態を見ながら、草地に広がっていた枯草をジョレンで掻き取ってみましたが、やはり長柄の鎌を用意していなかったことを悔やみました。


来月には、アズマヒキガエルの蛙合戦が行われますので、田圃の水位を上げておくべきと考えて、土嚢堰の土嚢を追加して、少し高くすることにしました。



直ぐには水位は上がりません。
上の段の土嚢堰にも、土嚢を追加しておくことにしました。


田圃の水位が上がるまでには時間がかかります。
水位を上げておけば、アズマヒキガエルを迎える準備は完了です。
梅の木広場で休憩してから帰りました。。
かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation