下の田圃の田圃の土嚢堰改修、ヨシ原の池の泥上げ 日時:2022/6/2(木) 10:00〜12:00 晴 場所 生田緑地 下の田圃地区、ヨシ原地区 参加者 岩田臣生、岩田芳美、鈴木潤三、田村成美、上路ナオ子、伊澤高行、井口 実 (生田緑地整備事務所裏) 湿地地区に面した竹林下の園路に穴が開いていて危険なので、園路としては廃止した方が良いのではないかと提案したのですが、川崎市道路課の管理になっているので、 生田緑地整備事務所では対応できないということでした。 道路扱いということで、これを管理する道路課からの補修計画案が示されたので、この日の活動前に協議しました。 (ピクニック広場) トモエソウ周りの草むしりを行いました。 谷戸に降りた所で、オオキノコムシの仲間に出会いました。 茅ケ崎の岸さんは、 //細部形状が見えないので同定はできませんが、ヒメオビオオキノコの可能性が高そうですね。 ということでした。 何故か、木製デッキの手摺の上で見つかりました。 (下の田圃地区) 田植え後の下の田圃は、水が泥面を舐めている状態だったので、土嚢堰に土嚢を追加して、水位を上げることにしました。 古い土嚢は中の土が流れ出て、痩せていたので、沢山あった古い土嚢を数個に纏めました。 これを改めて、堰として並べてから、新しい土嚢を数個追加しました。 田圃は、水が溜まって、田圃らしい水域になりました。 (ヨシ原地区) ヨシ原地区は、2007年1月に、この場所のヨシの管理について、北部公園事務所から相談されて、当該地区の環境について調査する目的でヨシの管理を始めました。 始めてみたら、水位が高かったので、穴を掘ったら水溜まりができると思われました。 ヨシに囲まれた水溜まりをつくったら、どのような生きものが利用するかを調べてみたいと思いました。 そこで、ヨシに囲まれた小さな池をつくってみました。 この池には、土砂が溜まってしまうので、年1〜2回の泥上げが必要だと思います。 今回は、池の中のヨシも刈って、溜まった泥を柄杓で掬いあげました。 池の中には、数尾のホトケドジョウがいました。 泥上げをしていたら、ケラが出てきました。 木陰で休憩してから集合写真を撮りました。 上の田圃では、シオカラトンボに混ざって、クロスジギンヤンマが飛んでいました。 生田緑地整備事務所に戻る道では、カシワマイマイ(蛾)幼虫、ナガゴマフカミキリ、ヒメヒゲナガカミキリ、アカシジミ、コミスジ、マエキカギバ(蛾)幼虫など、様々な生きものに出会いました。 この木はクヌギ、コナラではないと思うのですが、カシワマイマイ(幼虫)がいました。 私が見慣れたカシワマイマイは、もっと白っぽかったので異なる蛾かも知れないと思い、念のために、昆虫班の横田さんに写真を見ていただきました。 すると、カシワマイマイ(オス幼虫)とのことでした。 オス幼虫は黒っぽく、メス幼虫は白っぽく見えるそうです。 風に揺れるヤブムラサキの葉陰に、ナガゴマフカミキリがいました。 狩りバチがクモを捕まえて、巣に運んでいる場面に出会いました。 来園者二人が大きなカメラを構えていたので、覗いてみたら、アオカラムシの葉上に、ヒメヒゲナガカミキリとアカシジミがいました。 ヤマグワの樹下では、コミスジが、潰れたヤマグワの実の液を吸汁していました。 階段を上っていたら、手摺の上に、余り見慣れないイモムシがいました。 昆虫班の横田さんに、写真で相談したら、マエキカギバ(幼虫)だと教えていただきました。 //写真の幼虫は、マエキカギバです。 //クヌギ、コナラ、クリなどを食べます。 //大きさからみて、蛹化場所を探しているようです。 //里山の蛾の一種ですね。 初夏になって、多様な生きものとの出会いを楽しめるようになりました。 |
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