生田緑地の生物多様性保全活動



湿地〜田圃地区の水辺保全、田圃下草地のカナムグラ抜き、トモエソウ保護など
日時:2022/6/9(木) 10:00〜12:30 曇
場所 生田緑地 下の田圃地区、ヨシ原地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美、田村成美、上路ナオ子


(生田緑地整備事務所付近)
カノコガが飛び、ホタルブクロが咲く季節になりました。
カノコガ
ホタルブクロ
西口トイレでは、立派な触角のオオバナミガタエダシャク?を観察できました。
オオバナミガタエダシャク


(ピクニック広場)
・・・岩田芳美・・・
トモエソウ周りの草むしりを行いました。

ピクニック広場下の園路沿いでは、ユウガギクが育っていました。

ハンノキ林で、調査中の昆虫班と出会いました。


(湿地地区)
・・・岩田臣生・・・
湿地地区は、今回も水漏れがあって、水涸れを起こしている場所がありましたので、これを補修して、水が行き渡るのを確認しました。


ヤブキリの幼虫が多数、見られました。
ヤブキリ幼虫

(梅の木広場)
・・・岩田芳美・・・
梅の木広場のカナムグラ抜きを行いました。
キンミズヒキが広がって、育ち始めています。


上の田圃の上の段で、カルガモが寝ていました。


(上の田圃下草地)
・・・上路ナオ子、田村成美・・・
カナムグラ抜きを行いました。




・・・岩田臣生・・・
田圃下の池が水漏れを起こしていたので、補修し、湛水させました。
この時、アメリカザリガニ(マッカチン)を駆除し、ザリガニ穴を塞ぎました。


この日は、あちこちで、オニグモの仲間に出会いました。
谷戸のオニグモの仲間が巣を張る季節が始まったようです。


(下の田圃)
シオカラトンボが数匹飛んでいて、土嚢堰の上に止まりました。

・・・岩田臣生・・・
下の田圃は土嚢堰の脇の畦の上を舐めるように、水が流れていたので、畦が浸食されないように、土嚢堰の中央を少し開けて、そこから流れ出るようにしました。
また、土嚢が流されないように、竹串を刺して止めました。
ただ、これでは水位が少し低くなってしまうので、これは次回、手入れが必要だと思います。
生きものの生活を考えると、もう少し水深が必要だろうと思います。
また、隣地との境界となる畦の土が抜けている様子だったので、畦への泥上げを行いました。
これは、暫く、怠っていましたが、この部分については、年数回の泥上げが必要だと思います。




帰りのハンノキ林で、マイマイガ幼虫と出会いました。
殆んど全ての植物の葉を食べ尽くすので、世界の侵略的外来種ワースト100に入っていますが、大量発生しなければ大きな問題にはなっていません。
1齢幼虫のみ毒針毛を持つ毛虫ですが、これだけ派手な風体では、毒が無いと言われても怖いですね。


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