生田緑地の生物多様性保全活動


下の田圃の倒伏ヨシの刈り取り
日時:2022/7/16(土) 12:30〜13:30 雨
場所 生田緑地 下の田圃地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美

この日の西口トイレには、ウスバカミキリが来ていました。
ウスバカミキリは国産最大級のカミキリムシで、生田緑地のライトトラップに現れる常連さんです。
衰弱木や立ち枯れ木に棲息し、孵化から羽化までは数年かかるカミキリムシです。


7/14(木)の活動時に、下の田圃のヨシが倒伏している状態を観察しました。
下の田圃は、再生した3枚の田圃の中で、一番、在来の生物が棲息している田圃です。
この時期に、水面を覆った状態になっているのは問題が多いと思いました。
この日の午前中に市民活動室で開催された会議が終了してから、雨は降っていましたが、この水面を覆うように倒れているヨシだけは刈っておくことにしました。
合羽はリュックにいれてあったのですが、暑さもあり、濡れる覚悟で、そのまま、ヨシ刈りを始めました。
田圃の中の稲の苗には、ショウジョウトンボが雨に耐えていました。
行く手を阻むように、幾重にも重なって倒れているヨシは、気持ちを萎えさせるに十分な量があり、足元が見えないため、どこからが田圃なのかが分からない不安に駆られながら、 数本を刈っては、畦端に置くことを繰り返して、やっと田圃の奥に立った時は、ホッとしました。
木道から降りる前に見た光景に、一時は、圧倒されましたが、何とか、やれるだけのことはやったという満足感がありました。








帰り道、オニグルミの葉裏に、キボシカミキリがいました。


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