生田緑地の生物多様性保全活動


谷戸の水辺保全(水漏れ補修)
日時:2022/8/2(火) 9:20〜11:00
場所 生田緑地 湿地地区、上の田圃地区、下の田圃地区
参加者 岩田臣生

猛暑が続いています。
一週間ほど休んでいましたので、水涸れが心配になり、谷戸に降りました。

ハンノキ林内の水流は、流量は少ないものの、涸れている流れはありませんでした。



(湿地地区)
ハンノキ林から湿地地区に入る水路には、サワガニが沢山棲息していて、水漏れ穴がつくられ、そこから先に水は流れていませんでした。
そこで、まず、これらの穴を塞いで、水が流れるようにしました。

心配していたのは、水が涸れて、保護している植物が枯れることでしたが、水は涸れて、地割れが起こっていましたが、辺りの植物は枯れていませんでした。

さらに、竹林下からの水流は、橋の下で、水漏れ穴に消えていましたので、これも補修しました。

保護している植物を観察しましたが、どれも枯れてはいませんでした。
これらの場所まで、水が広がるには時間がかかりますので、水面が広がった状態を観察できませんでしたが、 周囲に繁茂していたチゴザサ、ミヤマシラスゲ、ミゾソバ、ツリフネソウなどを少し刈りました。

竹林下デッキで少し休憩しました。
折れて落ちていたヤマザクラを、指定管理者が細かく伐ってくれていました。
これで、頭上に落ちるような危険は無くなりました。

ここから湿地地区を眺めると、ハンノキ実生が育って、ハンノキ林の拡張区のような眺めになりました。


(上の田圃)
上の田圃地区に移動しました。
上の田圃への導水路に水漏れがありましたので、補修しました。

上の田圃の水は問題になるような状態ではありませんでした。
稲は、まだ開花する様子はありませんでした。
オオシオカラトンボや、ショウジョウトンボが群れていました。

田圃下草地への水路には水漏れ穴ができていて、池は涸れていました。
この水漏れ穴は補修しました。
付近で、保護のための草刈りをしていた辺りには、ノカンゾウが咲いていました。


(下の田圃)
下の田圃の水は流量が多いので、心配無用でした。
稲は大きく育っています。
木道沿いのミゾソバも、すっかり繁茂しました。



谷戸の水辺の状態観察と水漏れ補修はできたと思いますので、帰りました。


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