生田緑地の生物多様性保全活動


ハンノキ林の倒木、落枝の片付け(その2)
日時:2022/10/20(木) 10:00〜12:30
場所 生田緑地 ハンノキ林地区
参加者 岩田臣生、岩田芳美、上路ナオ子、鈴木潤三、田村成美

今朝の西口トイレには、クロズウスキエダシャク?がいました。

また、整備事務所付近には、タケノホソクロバ幼虫?がいました。


今回の課題は、ハンノキ林西の池付近の倒木を片づけて、押し倒されていた樹木を立たせてあげること、ハンノキ林東隣接地から倒れてきた大径木2本を片づけることです。
水田ビオトープ班の活動では、ノコギリを使うことは滅多に無いので、手間取ることが予想されましたが、太い倒木や落枝は予め片づけておかないと、水辺保全活動ができないと考えました。

ハンノキ林西の池付近の倒れたエゴノキ大径木の処理は、火曜日に手を入れ始めた所ですが、低木層に、アオキやキブシなどが繁茂しているため、このヤブから材を取り出すことは、一人では困難でした。
この倒木の枝は、後日、池の泥上げ後に、小さな生きものために池に入れるつもりで、池端に置きました。
その他の材は、水流の落枝ダムの材料にするために、落枝ダムの位置に置きました。
ただ、この辺りの上空には、ナラ枯れコナラ大径木が、枯枝が数個引っかかった状態になって立っていますので、長居は無用です。
このナラ枯れ大径木は、行政が計画している伐採対象にはなっていません。
水辺保全活動を行うためには、恐怖を感じる存在です。
今秋は、水辺保全活動は休み、冬期に、この大径木の伐倒に取り組む必要があるかも知れません。




ハンノキ林中央部(A07-02)では、ハンノキ林東側斜面(A07-12)の下端部にあったコナラが枯れて、隣にあったヤマザクラを押し倒して、一緒にハンノキ林林床に倒れていました。
ヤマザクラは生きていますが、ハンノキ林内に向かって倒れるように伸びていたもので、重心がハンノキ林側にあったために、簡単に押し倒されたのだろうと推測されます。
共に、径40cmクラスの大木なので、玉切りにするのは容易ではありません。














倒木には、シロキクラゲも観られました。

ウツギの実は独楽の形をしています。


倒木、落枝の片付けは完了とはいきませんでしたが、状態を確認し、東側隣接地(A07-12)の斜面下端部に、ナラ枯れコナラ大径木を観察できました。


かわさき自然調査団の活動

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