生田緑地の生物多様性保全活動


野鳥の森の水流の水辺保全
西口トイレには、この日も、クロオビフユナミシャクがいました。

日時:2022/12/20(火) 10:00〜12:00 晴
場所 生田緑地 野鳥の森(B01)
参加者 岩田臣生、岩田芳美、伊澤高行

野鳥の森に行くために、東口に向かいました。
崖上の雑木林のコナラが黄葉して輝いていました。

崖面には、まだリュウノウギクが咲き残っていました。


今年の生田緑地中央地区南側エリアの水辺保全活動は、
11/17(木)に野鳥の森の水流
11/24(木)に旧岡本谷戸の水流、
12/1(木)に科学館裏谷戸の水辺と野鳥の森の水流の源流域の落枝の片付けと状態観察などを行ってきました。
今回は、前回観察調査を行った野鳥の森の水流の源流域に、開放水面のある水溜まりをつくることを試すことにしました。
ここには、人為的に置かれたと思われる大きな石が数個あることは分かっていて、多分、野鳥の森の整備工事として、野鳥のための水場として配置されたものと考えています。
今年、観察した時は、一面にキチジョウソウが繁茂していて、大石は全く見えませんでした。
今回は、2ヶ所に水溜まりを掘って、そこから溢れた水を下流につなぐことを試みました。
水溜まりは、野鳥の水場として考えて、大石の脇に掘ったので、キチジョウソウが大石の上に根を張って繁茂していることがわかりました。
キチジョウソウも、野鳥の森整備時に持ち込まれたものと思いますので、一度、除草して、地面を確認してから、改めて、水辺を考えた方が良いだろうと思っています。






当該谷戸の木々は、葉を落としたものが多くなりましたが、林床には、マンリョウの紅い実、センリョウの紅い実や黄色い実が見られました。
黄色い実のセンリョウが見られるのは、生田緑地が市街地の中にあることによるものと思います。




生田緑地整備事務所裏に戻る途中、クスノキの辻から見た中央広場北雑木林は、コナラの葉が黄色〜茶色に輝いていました。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation