萌芽更新地区の植生管理(アズマネザサ刈りなど) 日時:2023/1/24(火) 10:00〜13:00 曇 場所 生田緑地 萌芽更新地区の上の園路の上側地区(A06-3) 下図E 参加者 岩田臣生 萌芽更新地区は、1998年末に、国庫補助事業によって伐採された雑木林です。 1200uのコナラ林の伐採に対して、沢山のクレームが寄せられたそうです。 伝統的な里山管理である萌芽更新を観察できる雑木林づくりを目指して、萌芽更新地区と名付けられましたが、萌芽更新できなかったことを、2008年1月に確認し、改めて、 萌芽更新を繰り返す植生管理を行う樹林を目指すことになりました。 2009年以降、改めて、大径木となった樹木の伐採を始めて、樹林内を明るくしました。 すると、1998年末に補植されたクヌギなど、それまで元気のなかった樹木が急成長を始め、直径20cmを超え始めました。 そこで、萌芽更新を目指した伐採更新を始めました。 現在、この第2期の萌芽更新は順調に進展し、多様な実生も発芽し、成長しています。 この第2期の萌芽更新は、主に、径20cm超のクヌギを対象に考えていましたが、そろそろ径15cm超の樹木を対象にした萌芽更新を考えても良さそうに感じています。 萌芽更新地区 A06-3 は、萌芽更新地区の上側の園路(自然探勝路)の上側の地区で、今回の活動対象は、そのうちの平坦な部分の半分ほどで、 萌芽更新中のクヌギが1本ありますが、アズマネザサとモミジイチゴが繁茂し、ヤブをつくっていました。 今回は、このヤブを刈り取る活動を行いました。 勿論、ウグイスカグラの大株は残しました。 当該地区の南側の崖上には、ナラ枯れ大径木があります。 強風時は、倒れる可能性があるので、この辺りの活動は注意を要します。 丁度、今冬は通行禁止になっているので、今のうちに、伐倒しておいた方が良いかも知れません。 |
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