上の田圃地区の田植え前の手入れなど 日時:2023/5/18(木) 9:00〜12:00 晴 BR>場所 生田緑地 上の田圃地区(B06) 参加者 岩田臣生、井口 実、上路ナオ子、鈴木潤三、田村成美、冨田健斗 谷戸の田圃では、今年、5/28(日)に里山の自然学校として田植えを行います。 そこで、10日後に控えた田植えのために、田圃の手入れを行いました。 田圃に着いた時には、田圃の上をクロスジギンヤンマとシオカラトンボ(オス)が飛んでいて、お互いに相手を追い払おうとしているようです。 具体的な活動、上の田圃の上の段の排水堰を少し高くして、田圃全体に水面を広げておくことから始めました。 これは、新たな土嚢を4つつくって、排水堰に追加しました。 また、畦を少し補強するために泥上げを行いました。 場所によっては、畦が低くなっていて、不安を感じさせる所もありました。 更に、子どもたちが裸足で歩くことをイメージしながら、田圃周囲の草刈りも行いました。 次に、田圃下草地の池に水面をつくり、草地のカナムグラ、イネ科植物の抜き取りなどを行いました。 7〜8月にはノカンゾウが咲き、9〜10月にはツリフネソウが咲く草地をイメージしています。 また、城山下谷戸合流部につくりかけていた湿地にも手を入れました。 コケの繁茂する湿地になるまでには時間がかかりそうですが、ゲンジボタル成虫のための環境づくりを目指したいと思っています。 田圃下草地の状態は少しずつ変化していて、出会える生きものも多様です。 この日は、ハラグロオオテントウがいました。 日本最大級のテントウムシの一つで、温暖化によって生息域を北上させている昆虫です。 生田緑地では、昨年から観察するようになりました。 また、湧水がつくる水辺の草地ということを表すように、ヤマトクロスジヘビトンボ(成虫)にも出会えました。 ヤマトクロスジヘビトンボは、水の綺麗な場所に棲息する昆虫なので、谷戸の生物多様性を語る上で重要な生物だと思います。 (上)ヤマトクロスジヘビトンボ 2022/5/21 生田緑地(岩田臣生) それから、いつの間にか、オオツノカメムシ?が手の上にいました。 これは、写真を撮る間もなく、飛んでいきました。 水辺の草地には、私たちを楽しませてくれる昆虫が沢山現れる季節になりました。 帰り道、アカシジミに出会いました。 |
かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation