生田緑地の生物多様性保全活動


稲田公園児童プールの鍵の返却  
日時:2023/6/6(火) 9:30 曇
場所:多摩区道路公園センター
参加者:岩田臣生


使用した道具類の片付け  
日時:2023/6/6(火) 9:50〜10:30 曇
場所:生田緑地整備事務所裏
参加者:岩田臣生
田植えで使用した用具や、一昨日、6/4(日)の里山の自然学校<プールのヤゴの救出作戦>などで使用した用具を洗って片付けました。


大雨後の谷戸の水辺の点検と保全  
日時:2023/6/6(火) 10:30〜13:30 曇
場所 生田緑地 湿地地区(B05)、上の田圃地区(B06)、下の田圃地区(B07)、ヨシ原地区(B08)
参加者 岩田臣生

先週末の大雨では、科学館裏斜面のサクラが根返りしたり、野鳥の森の園路脇の大木が倒れて、園路を塞いでいるとか、いくつかの被害状況について、指定管理者の木さんから報告を受けました。
また、谷戸の危険木の対策、通行止めゲートの工事などを、この日に行うとの報告もありました。

この大雨は谷戸に洪水を起こしていたと思われるので、この時期でも入れる水辺は全て点検するつもりで、谷戸に降りました。
ホトトギスの声が季節を告げていました。
ヒカゲチョウが辺りを飛び回っていました。


洪水があったことを物語るようにハンノキ林上の池の水が久し振りに澄んでいました。

ハンノキ林西側斜面のナラ枯れ大径木が枯れた枝を木道上に落としていました。


(湿地地区)
湿地地区は、ハンノキ林からの水流が全て大きな穴に、音を立てて消えていました。
湿地地区に手を入れるまで流れていた所なので、昔の流れに戻りかけていたということです。
ここだけに時間をかけているわけにはいきませんので、枯草と泥で水漏れを止めて、湿地地区に水を流しました。
水の流量が多いので、これを見ながら、1段目、2段目、3段目と手を入れておいて、上の田圃地区に移動しました。
分岐点付近で倒れることを危惧していた枯れコナラに梯子をかけて、業者さんが安全対策を講じていました。


作業している傍に、蛾のベニスズメ幼虫?がいました。


(上の田圃地区)
上の田圃への導水路の木道下を通すパイプの口の辺りに溜まった泥などを除けると、パイプの中から、グルル・・・といった音がして、何かが抜けていきました。

上の段には水面が広がっていたので、カルガモが2羽、ゆったりと遊んでいました。
下の段には、立てたまま放置してあった案山子が折れて、倒れ込んでいましたので、先ずは、これを取り出して片づけました。
下の段は土嚢堰が壊れて、そこから水が流れ出していました。
そこで、堰の土嚢を積み直して、竹釘を打ち込んで、洪水時にも土嚢が流出しないようにしました。
上の段は、カルガモが遊べる程度に水面は広がっていましたが、堰の土嚢は不安でしたので、積み直して、竹釘を打ち込んでおきました。



畦の上を、ミイデラゴミムシが何かを探すかのように歩き回っていました。


(下の田圃)
下の田圃は、堰の土嚢が落ちていて、勢いよく水が流れていましたので、土嚢を積み直して、田圃内は滞水するようにしました。


(ヨシ原地区)
生田緑地ホタルの里整備事業によって整備された谷戸中央の水路に落枝や枯葉が詰まって、辺りに水を溢れ出させていましたので、それらを取り除いて、水路の流れを良くしました。
ヨシ原地区は一時は水浸しでしたが、やがて納まりました。

池の辺りでは、シュレーゲルアオガエルが寝ていました。


帰りは北から順番に点検してきて、湿地地区の竹の柵がボロボロだったので、竹を伐り出して交換しました。

咲き始めたミズキの花には、ヒメヒゲナガカミキリ?が来ていました。


帰り道の階段に、ナガゴマフカミキリが落ちていました。

園路脇のヤブソテツの葉上に、カメノコテントウがいました。

草地の2ヶ所で、ハラグロオオテントウに出会いました。
ハラグロオオテントウとカメノコテントウについては、昨年も観察していて、青少年科学館紀要第33号に投稿しています。


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