生田緑地の生物多様性保全活動


イチヤクソウ保護、田圃の水漏れ補修、泥上げ、周辺水流の岸辺のアズマネザサ刈りなど  
日時:2023/10/5(木) 9:00〜12:00 曇
場所 生田緑地 上の田圃地区(B06)
参加者 岩田臣生、鈴木潤三、田村成美

(イ)イチヤクソウ保護のためのアズマネザサ刈り
日時)9:15〜9:30
場所)ホタルの里・芝生広場分岐点付近
参加)岩田臣生、田村成美
今年は6月初旬の開花時期に盗掘にあって、賑やかに咲いていた花が急に消えるという経験をしたため、イチヤクソウは消えることになったと思っていました。
猛暑の夏は、水辺の水涸れ対策に追われていましたが、漸く、秋めいてきたので、今週は、シロヨメナ保護、イチヤクソウ保護という細かい活動を行うことができました。
消えてしまったかと想像していたイチヤクソウでしたが、アズマネザサの葉陰に、数株残ってることを確認できました。
これらが元気になって、少しでも増えてくれることを期待しながら、足場を確認しながらの気を使うアズマネザサ刈りを行いました。
生田緑地は、多摩丘陵東端に位置して、山地性の植物が残っています。
これらを保全することは、川崎の生物多様性において重要なことだと考えています。
大都会の市街地の中にあることで、盗掘圧は避けられないかも知れませんが、私たちにできることはしていくつもりでいます。




(ロ)田圃に藁屑撒き、水漏れ補修、泥上げ、田圃下草地の点検など
日時)9:35〜10:30
場所)上の田圃地区
参加)岩田臣生、田村成美

脱穀時に出たイネワラ屑を上の田圃に運んで撒きました。
田圃の水漏れ補修、泥上げ、田圃下草地の状態観察と手入れなどを行いました。





田圃は水漏れで水が少なくなっていたため、様々な鳥獣の足跡が残っていました。
アオサギのものと思われる大きな足跡も、はっきりと残っていました。

田圃下草地は、ツリフネソウとカナムグラが絡み合った状態でしたが、水路があったはずの場所を掻き分けて、水路の状態を調べました。
水路や池は、土砂に埋もれていました。


雨に濡れたツリフネソウの茎に、ヒダリマキマイマイがいました。


(ハ)水流の岸辺のアズマネザサ刈りなど
日時)10:40〜11:50
場所)上の田圃地区
参加)岩田臣生、鈴木潤三、田村成美
田圃に接する水流の岸辺のアズマネザサ刈りなどを行いました。








 △11:50 上の田圃 WBGT 18.1、気温 21.1℃、湿度 71.2%
 


かわさき自然調査団の活動

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