生田緑地の生物多様性保全活動


ハンノキ林の水辺保全とアズマネザサ刈りなど  
日時:2023/11/9(木) 9:00〜12:20 晴
場所 生田緑地 ハンノキ林(A07-03、A07-06)
参加者 岩田臣生、田村成美、鈴木潤三

10/31(火)11/2(木)は、ハンノキ林(A07-08、07)の水辺保全とアズマネザサ刈りを行いました。
東支谷戸のアズマネザサ刈りは完了には程遠いのですが、状態は分かったので、先に、(A07-03)、(A07-06)の水辺保全とアズマネザサ刈りを進め、状態を確認することにしました。


(A07-06)
この1年間、発芽したクサギなどを放置した結果、クサギの実生が育って、クサギ林的様相を呈していましたので、これらを全て刈ってしまうという攪乱をしようと思いました。
やはり、ホチャクソウが一面に咲く環境は保全するべきだろうと思います。






積まれた材のクサギの葉に、トホシテントウ幼虫がいました。
また、セアカツノカメムシもいました。
これらは、このまま越冬するようです。



(A07-03)
低木層を低く管理して、ホタルの飛翔空間を確保することを第一目的に、サンショウ、キブシ、クサギ、ウワミズザクラ、ヤマグワ、ヒメコウゾ、ハリギリなどを伐採し、 アズマネザサ、オカウコギ、モミジイチゴ、ノイバラなどを刈る活動を行いました。
枝が針で覆われた植物は、手や腕に刺ささるので、手強い相手でした。
また、伐採したら枯れるのではないかと心配したウワミズザクラは、勢いよく、萌芽していたので、若い樹木は伐採しても問題無く、萌芽してくると思いました。
水流部分には、ミヤマシラスゲが繁茂して、水面を隠していましたが、先ずは、陸地部分の低木層、草本層の攪乱を行って、得られた材は、 水流を階段状にするための落枝ダムの材料とするつもりで、必要になりそうな場所に積みました。
こうした材は、これからも出て来ると思いますので、水流の手入れは、陸地部の活動を終えてからで良いだろうと思います。

今回の活動中に、ウバユリ2本、果実4個を確認できました。
周囲のナラ枯れで明るくなったハンノキ林内で、人知れず、咲いていたようです。



かわさき自然調査団の活動

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