ハンノキ林西地区のナラ枯れ木伐採について現地協議 日時:2024/1/23(火) 9:00〜10:00 晴 場所 生田緑地 ハンノキ林西地区 主催者 日比谷アメニス(三門、木)、伐採担当業者2名 参加者 岩田臣生 ハンノキ林西地区のナラ枯れコナラ伐採について、対象木、伐採方法、運搬方法、材置場などを協議しました。 (い) この地区については、2022/3/19の里山倶楽部で常緑小径木の伐採を行っていますが、それから2年経っていないのに、木道沿いはヤブ状態になっていました。 今回の伐採協議のうち、I、Jの枯れコナラは、ハンノキ林西の池の辺りまで、落枝を撒き散らしていたので、保全活動をする時に危険を感じていた枯木でした。 また、伐採材置場計画地Bが市有地の外ではないかと危惧されました。 そこで、この辺りは、現地に上がって、しっかり確認するつもりでいたのですが、このヤブに阻まれて、現地に行かずに済ませてしまいました。 この枯木は大きいので、引きずり出して、材置場まで運ぶよりも、専修大学方向の谷奥、谷壁斜面内に倒して、そのまま放置して欲しいとお願いしました。 予め、アズマネザサ刈りを行って、容易に出入りできるようにしておくべきだったと反省しています。 (ろ) 伐採対象Mの直ぐ北側に、他の樹木に倒れかかっている樹木があって、2年ほど前から気になっていたので、伐採してくれるように頼みました。 しかし、これは、根返りした枯木ではないかも知れません。 近くまで行って確認しなかったことを反省しています。 (は) 伐採対象Qの大枝が湿地に落ちたら、直ぐに取り出してくれるようにお願いしましたが、倒れた位置が、木道ギリギリだった場合は、そのまま残してもらって問題ないかも知れません。 実際にやってみないと分からないことに、その後どうするかを考えなければならないのは難しいことでした。 それにしても、この2年間の植物の繁茂の勢いは凄まじいものであったと驚かされました。 水辺の状態観察、萌芽更新地区の択伐など 日時:2024/1/24(火) 10:00〜12:30 晴 場所 生田緑地 上の田圃、下の田圃、ヨシ原、城山下谷戸合流、湿地地区、竹林下水流、ハンノキ林、萌芽更新地区 参加者 岩田臣生 ナラ枯れ木伐採の現地協議を済ませてから、谷戸の田圃の水の状態を観察しに行きました。 1/9(火)に、田圃の水涸れを見て、導水路の流量計測堰を撤去してから2週間、田圃の状態を観察していませんでした。 上の田圃は湛水していました。 田圃からの排水を受ける沢の流れも問題無く、水流沿いに多数の小さな野鳥が飛び交っていて、この浅い水流が利用されていることを知りました。 水流沿いの斜面の裾刈りは正解であったと思います。 城山下谷戸合流部まで、水流は、涸れることなく続いていました。 城山下谷戸側の、湿地づくりのために掘った場所に、水は溜まっていませんでした。 城山下谷戸の水流は、この区域に入る前に水漏れして、この区域には殆んど流れていませんでした。 稲目谷戸に戻って、右岸の水流沿いに歩きました。 様々な実生が育って、樹林化しつつあるところに、ナラ枯れコナラの落枝などがあって、歩き辛くなっていました。 ワジュロ、ヤツデ、アオキ、シロダモなどが蔓延っていましたので、そろそろ手を入れた方が良いかも知れません。 オニシバリ?を探して、健在であることを確認しました。 オニシバリは、神奈川県植物誌には、生田緑地の記録が載っていませんが、20年前からありました。 ヤマザクラに、径10cmほどの太いツルが絡みついていました。 ヨシ原地区には、湛水した池と枯れヨシの茂みがあるからなのか、小さな野鳥が飛び交っていました。 木道に出て、上の田圃地区に戻りました。 木道沿いの木立の中には、小さな野鳥の混群が忙しそうに活動していました。 梅ノ木広場で休憩してから湿地地区の観察をしました。 昨夜の降雨のお蔭で、湿地地区は全域に水面が広がっていました。 竹林下水流の池も観察しました。 相変わらず、堤体下部から水漏れしていましたが、水は溜まってもいました。 ハンノキ林に戻りました。 ハンノキ林東側の尾根路のナラ枯れコナラの伐採が済んでいましたが、汚らしい状態になっていました。 ハンノキ林東支谷戸南面のアズマネザサ刈りを行って、伐採更新を検討した方が良さそうです。 ハンノキ林東側の尾根路を歩いて、谷を見下ろしたら、涸れていた水流が復活していました。 萌芽更新地区に入りました。 枝が絡み合っているヤマグワ、ヒメコウゾなどの樹木を低い位置で伐採しました。 直径15cm超に育っているコナラなどは、そろそろ萌芽更新目的の伐採をした方がいいかも知れません。 若い雑木林も、なかなか良いものだと思わせてくれる状態になってきました。 雑木林の観察を楽しんで、活動を終えました。 |
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