生田緑地の生物多様性保全活動


城山下谷戸合流部の状態観察など  
日時:2024/2/29(木) 9:00〜10:10 曇
場所 生田緑地 城山下谷戸合流部
参加者 岩田臣生

桝形山のフデリンドウ保護のためのアズマネザサ刈りの前に、城山下谷戸合流部に行きました。

一昨日、北端部に溝を確認し、底土を端部に積んでおきました。
この堰によって、溝に水が溜まったかどうかを見るためです。
この堰の辺りから、僅かな水漏れがあるようで、10cm程度の深さに、水溜まりができていました。
この土の堰の水漏れを止めたいのですが、それは次回の活動にしました。

この溝の辺りに生えていたアズマネザサを刈ったままにしてあったので、この太いアズマネザサを支柱にして、カントリーヘッジをつくり、これらを材や落枝などを積みました。


この溝の付近から戸隠不動尊見晴台を見上げると、次の写真のように、ナラ枯れ大径木が数本立っていて、斜面はアズマネザサに被われています。
これらの枯木と斜面を見晴台から見下ろすと、次の次の写真になります。
明後日の土曜日の里山倶楽部で、先ず、この下の方のナラ枯れ大径木1本を伐採しようと思います。
里山倶楽部のメンバーは長靴ではないので、稲目谷戸の水流に土嚢を一つ置いておきました。



戸隠不動尊跡地経由で桝形山に向かいました。
下の田圃の雑草池に撒いてもらった落葉は、水底に沈んでいました。



枡形山のフデリンドウ保護のアズマネザサ刈り  
日時:2024/2/29(木) 10:20〜12:00 曇
場所 生田緑地 枡形山
参加者 岩田臣生、鈴木潤三、田村成美(9:00〜)

桝形山頂部西端のアズマネザサを刈って、フデリンドウを保護する活動は、2010年から始めたものでした。
昨年は、アズマネザサ刈りを怠ったかも知れません。
今回、アズマネザサ刈りをしていて、見つけたフデリンドウは非常に少ない数でした。
落葉層が厚くなってしまったのかも知れません。
表面の落葉の下は湿っていて、白い菌糸が蔓延っていました。
少し暗いのかも知れません。
もっと明るく、少し乾いてるぐらいの環境が良いはずですが、湿っているのは、降雨によるものだと思うものの、植生管理としては、 陽当たりを良くすることが大事になるでしょうか。
南側や西側の常緑樹の伐採を考えなければならないと思います。
アズマネザサ刈りについては、面積は小さいものの、作業が細かいので、活動する人数が足りないと思います。
これは回数で対応するしかありません。
次回以降も、実施しなければならないでしょう。






広場側の明るい場所では、小さな蕾をつけたフデリンドウが見られました。

アズマネザサの中に、マヤラン?の空実が立っていました。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation