生田緑地の生物多様性保全活動


湿地地区3段目のヒメコウゾ、アズマネザサ等のヤブ刈り  
日時:2024/4/16(火) 9:00〜12:00 晴
場所 生田緑地 湿地地区
参加者 岩田臣生

冬の間、アオジなどの冬鳥のためにヤブの状態のままにしていたヒメコウゾ、アズマネザサなどを刈りました。


谷戸の一番奥の田圃があった辺りは、狩野川台風による土砂崩れがあってから、元の地主さんは、排水を良くして、畑に転用する努力を積んでいた場所です。
昔は、カワニナがウジャウジャいたと話してくれましたので、私たちは、低茎湿性草地が主な水辺を目指して、活動しています。
明るい水辺ができたことで、ハンノキが侵出して育っていますが、その他の植物はできるだけ低い状態にしたいと考えています。

(湿地2段目)
ハンノキが育って、水辺には、オニスゲ、ミヤマシラスゲなどが育っています。


(湿地3段目)
作業後の湿地3段目です。
雑な作業だったので、隣接する「畑の会」の畑との境界部分に、アズマネザサが残っていました。
非常に暑い陽気になって、2〜3回の休憩を入れながら、何とか、刈りきったと思っています。
ヤブの中で、ヤブタビラコ、オニタビラコ、カントウタンポポなどが開花していました。




一応、東側の木道からも眺めて、確認しました。
2段目との間の樹木も伐採するべき頃合いのようです。



帰り道のハンノキ林の木道脇で蕾をつけていたコマユミに、キバラヘリカメムシがいました。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation