生田緑地の生物多様性保全活動


湿地地区、上の田圃地区、城山下谷戸合流部の水漏れ補修など  
日時:2024/7/4(木) 9:00〜12:00
活動参加:岩田臣生
場所:生田緑地 湿地地区、上の田圃地区、城山下谷戸合流部


(湿地地区)
ハンノキ林からの水流を湿地地区に導入している水路に数ヶ所、水漏れ穴が開いていましたので補修しました。
サワガニが気まずそうに隠れました。
チダケサシが風に弄ばれたように乱れながら、今を盛りと咲いていました。

アキノタムラソウが咲いていました。

竹林下谷戸からの水が小橋の下で消えていました。
湿地地区2段目の途中で水漏れ穴に消えていました。
水漏れ補修を終えて、竹林下デッキのベンチで一休みしました。
オオシオカラトンボ(メス)が現れて、近くの木の枝に止まりました。
 10:10 気温 34.0℃、湿度 70.9%、暑さ指数 WBGT 31.8(危険)


(梅ノ木広場)
ヤブミョウガが咲き始めました。


(上の田圃への導水路)
導水路の途中に、大きな穴が開いていて、そこに水が流れ込んでいましたので、これを塞ぎました。
カラスアゲハが飛んで来て、吸水したかったのか、辺りの地面に降りかけては飛び立つを繰り返していました。


(木道下パイプ)
木道下を抜けるパイプの口が土砂に埋まっていた。
泥上げをして、パイプ掃除をして、木道下を通過させました。

(上の田圃)
今年の苗の状態は、初めての酷さです。
下の段の地面が広がっていて、排水堰の土嚢下から水が染み出していたので、土嚢を積み直しました。




狭くなっていた水面に、オオアメンボがいました。

オオシオカラトンボ(オス)が数頭、来ていました。


(田圃下草地の水路)
田圃下草地の水路への水は、音を立てて、地中に消えていました。
この水漏れを止めて、草地の末端付近まで、水路の流れを再生しました。
草の繁茂が著しくて、ノカンゾウが被われてしまっていました。

(谷戸右岸の水流)
斜面裾部の水流が涸れていないかを点検し、数ヶ所に手を入れました。

(戸隠不動尊見晴台下斜面)
まだ、コナラなどの埋土種子からの発芽は見られません。
アズマネザサは発芽しています。


(城山下谷戸合流部)
城山下谷戸上流からの水流が当該区域に入る辺りに数ヶ所の水漏れ穴があり、中央部につくった水溜まりが涸れかかっていました。
この水漏れを補修しました。


城山下谷戸合流部から稲目谷戸側の樹林に出た所で、逆立ちしているトンボがいました。
茅ケ崎の岸さんによれば、マユタテアカネの未熟メスだろうということでした。

近くのアズマネザサの葉陰に、イオウイロハシリグモと思われるクモがいました。


(下の田圃)
下の田圃の田圃雑草は育って、花茎を伸ばしていました。
周辺のヨシは少し刈った方が良さそうです。


帰り道の上の田圃の水面は少し広がっていました。
梅ノ木広場のベンチで少し休憩してから、ゆっくり帰りました。
ハンノキ林に入る手前で、交尾しているシロチョウがいました。モンシロチョウでしょうか。


一日中、暑さ指数が 30を越えていたのは初めてでした。
 12:02 気温 35.1℃、湿度 70.7%、暑さ指数 WBGT 31.4(危険)


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