谷戸の水の状態点検と保全 日時:2024/8/1(木) 9:00〜12:20 活動参加:岩田臣生 場所:生田緑地 湿地地区、上の田圃地区など 8月になったので、夏休みにしたかったのですが、水の状態を点検しておかなければならないと思い、活動することにしました。 ピクニック広場下の草地にはヤマトシジミがいました。 (湿地地区) ハンノキ林から引いている水路は、先週、土嚢を使って補修しました。 昨日は大雨でしたから、その影響はあるかも知れないと思いましたが、問題なく流れていました。 この部分はスムースに流れた方が良いので、流れの緩急を見て、流れ難くなっている部分の泥上げなどを行いました。 9:30 気温 29.5℃、湿度 76.5%、暑さ指数 WBGT 27.0(警戒) 湿地地区1段目の水路を点検していくと、所々で、ヒメシロネの開花が始まっていました。 花といっても、小さな花です。 竹林下谷戸からの水も、湿地地区内の水路に流れていました。 湿地地区の2段目、3段目には、水面が広がっていましたが、2段目から3段目に落ちる所の泥上げと水漏れを起こし始めていそうな場所の補強をしました。 ヒバカリが、チョコッと姿を見せてくれました。 コガマの花が咲いていました。 竹林下デッキで休憩しました。 10:05 気温 28.9℃、湿度 90.0%超、暑さ指数 WBGT 28.0(厳重警戒) 上の田圃地区に移動しました。 (上の田圃地区) 上の田圃への導水路のうち、木道下を通過する場所の泥上げを行いました。 上の田圃の稲は、何とか育ってはいますが、まだ出穂していません。 シオカラトンボやオオシオカラトンボが縄張り争いをしていました。 木道脇のクサギは開花していますが、暑さのせいか、花も、葉も萎れています。 チョウも、吸蜜に来ていません。 田圃下草地は茫々たる草むらの中に、僅かながら、ノカンゾウの花が観られました。 (下の田圃地区) 下の田圃は、オオミゾソバ、クワイなどが繁茂して、草むら状態になっています。 ヨシの茂みは縁辺部が少し倒れかかっていましたので、少し刈りました。 ここでも、シオカラトンボとオオシオカラトンボが小さな水面を奪い合っていました。 垣根のある明るい場所には、ノカンゾウが咲いていました。 木道の上には、両側から、ヒメコウゾ、ノイバラ、ヤブマオなどが枝を伸ばしていました。 そうした枝などには、成虫になったスケバハゴロモ、ベッコウハゴロモ、アオバハゴロモなどがいました。 (ヨシ原地区) 林地境界の垣根には、カナムグラが蔓延っていました。 カサスゲの群落の縁辺部に、ナガコガネグモ幼体の「かくれ帯」のようなものがありました。 もし、ナガコガネグモなら、嬉しいことです。 帰り道の梅ノ木広場の草むらに、ハラビロカマキリ?幼虫がいました。 熱中症計のアラームが鳴りだしたので、ムネアカかどうかを確認しないで移動してしまいました。 11:25 気温 34.1℃、湿度 75.9%超、暑さ指数 WBGT 33.3(危険) ムラサキシキブの葉上に、脱皮殻を背負ったイチモンジカメノコハムシの幼虫がいました。 ハンノキ林上のデッキの木陰で、小休止してから、整備事務所裏に戻りました。 11:44 気温 32.1℃、湿度 69.3%超、暑さ指数 WBGT 29.8(厳重警戒) |
かわさき自然調査団の活動
特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation