生田緑地の生物多様性保全活動


夏の谷戸の水辺保全  
日時:2024/8/29(木) 9:00〜12:00
活動参加:岩田臣生、伊澤高行
場所:生田緑地 湿地地区、上の田圃地区など

8/25(日)の里山の自然学校の壁新聞作成の時に、抜け出して、谷戸を歩いていたら、湿地地区の水路に水漏れ穴が見えたので、素手で補修しました。
その穴に被せた泥が流れ落ちていたので、土嚢をつくって、改めて補修しました。
水の流量は十分ありました。

竹林下水流からの水路には水漏れがありませんでした。
この流れを受け入れている湿地地区2段目の水路の泥上げを行いました。

湿地地区1段目のカナムグラ、ヒメコウゾ、ススキなど、水路沿いの茂みを刈り払いました。
カナムグラを刈っていくと、蕾をつけ始めたコバノカモメヅルが現れました。

ノハラアザミが、半分倒れながら、咲いていました。

ノハラアザミの根元からの水漏れは止まっていました。


ダイミョウセセリが、ツリフネソウの葉上に現れました。

クヌギの苗木周りのカナムグラも、少し刈りました。
オカメコオロギがヒメコウゾの葉上にいました。
雨で濡れた体を乾かしているのでしょうか。


10:25 気温 27.0℃、湿度 76.1%、暑さ指数 WBGT 24.6(注意)

上の田圃に移動しました。
途中、木道の手摺上に、初めて見るイモムシがいました。
メモ替わりに、慌てて写真を撮りました。
翌日、宮内・昆虫班班長に、写真を送ったら、ツマナミツマキリヨトウの終齢幼虫だろうと教えられました。



上の田圃地区の導水路の泥上げを行いました。
畦の水漏れ穴を塞ぎ、草刈りなども行いました。
また、木道両側に繁茂していたクサギ、カラスウリ、ジュズダマ、ヨシ、ヤブミョウガなどを刈ることも行いました。





ジュズダマには、クロコノマチョウの幼虫がいました。

クロコノマチョウの幼虫に葉を食べられたジュズダマに、オオカマキリがいました。

イノコヅチには、今日も、ヤマトシジミが来ていました。

ホオズキには、ホウズキカメムシがいました。
田圃には、シオカラトンボやオオシオカラトンボが縄張りを張っていました。

梅ノ木広場には、キツネノマゴが咲き始めていました。
そして、その花に、キスジホソマダラが吸蜜に来ていました。



帰りに、ハンノキ林西の池に寄りました。
太さ15〜20cmの倒木が3本、池の上に落ちていました。
水は、溜まった土砂の上を流れていました。
これらの材を片づけて、溜まった土砂を上げて、小枝や落葉を沈めて、小さな生きものが棲めるようにしてあげなければなりません。
小さな池ですが、大仕事になりそうです。
もう少し涼しくなってから行うことにしようと思います。



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