夏の谷戸の水辺保全 日時:2024/9/10(火) 9:00〜12:30 活動参加:岩田臣生 場所:生田緑地 湿地地区、上の田圃地区など 谷戸に降りると、ピクニック広場周辺のツリフネソウが咲き始めていました。 ツリバナの実が弾けていました。 ハンノキ林の林床にクサギの実生が繁茂していました。 林床の草本層の攪乱をしておきたいところですが、まだ暑い日が続いているので、今日はまだ、谷戸の水辺の点検をします。 湿地地区は、毎回、同じ作業です。 サワガニの巣穴は推し潰して、土砂を積んで、その辺りの流れを確認して、・・・。 ノハラアザミの根元付近の水漏れがあった所は、今日は水漏れしていませんでしたが、地固めをして、流れを確認して、・・・。 湿地地区2段目の末端近くには水漏れ穴があって、水が消えていましたので、これを補修しました。 湿地地区3段目の水溜まりは、先日の泥上げのお蔭で、水面が広がっていました。 10:12 気温 27.8℃、湿度 84.3%、暑さ指数 WBGT 26.2℃(警戒) シロヨメナの群落の中のアズマネザサ、ヤマノイモ、カラスウリなどを少し除草しました。 アズマネザサよりも、蔓性植物の方が問題だと思いました。 上の田圃地区に移動しました。 導水路には、いくつかの水漏れ穴がありましたので、補修しました。 田圃の周囲のジュズダマなどは刈られていました。 田圃のイネは、だいぶ実ってきましたが、倒れてはいませんでした。 ザリガニ穴には、マッカチンの姿がありました。 シオカラトンボ(オス)は、水面近くを守るように飛んでいました。 田圃の水面には、まだ、オオアメンボが観察できました。 田圃の周囲のツリフネソウも、チラホラ咲き始めました。 あちこちに、オオカマキリやコカマキリが潜んでいました。 ツリフネソウに絡みついて、雄花から花粉を散布し始めたカナムグラを刈って、草地に腰を下ろしました。 辺りの草の葉上に、点々と、無数のホオヅキカメムシがいました。 じっくりと観察していたら、突然、真紅の塊が見えたので驚きました。 注意して見ていたら、翅を広げた時に見える翅の下側が真紅なのだと分かりました。 辺りには臭気も漂ってきました。 ツユクサの茎をつたって、ハエトリグモ?が現れました。 田圃から排出された水を流す水路に水漏れがあったので、補修しました。 芝生広場からの斜面下の水流に、水を止めるために置いていた落枝などが機能していませんでしたので、溜まっていた土砂を使って、補修しました。 ここから、城山下谷戸合流部まで、歩きながら、手入れを行いました。 洪水の痕跡が、いくつも残っていました。 水流沿いで大きく育っていたヤマグワ?が、大きな日陰をつくっていたので、枝を切り落しました。 城山下谷戸合流部では、水流を渡るために置いていた土嚢が全て流されていましたので、積み直しました。 合流部につくってきた水溜まりには、水が広がっていました。 昨秋は実をつけていたクリの木は枯れました。 水流の屈曲部に置いていた土嚢堰も、完全に流されていました。 ここに、水深のある水域をつくる方法は、合流部から出てくる水の止め方と合わせて、じっくり考えて、施工したいと思います。 帰り道のハンノキ林では、タマムシと正面衝突しそうになりました。 ハンノキ林上のデッキで一休みしてから、整備事務所裏に戻りました。 12:15 気温 29.4℃、湿度 83.7%、暑さ指数 WBGT 27.6℃(警戒) |
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