芝生広場上雑木林の出入口閉鎖、ハンノキ林の水辺保全など 日時:2024/11/19(火) 8:40〜12:00 活動参加:岩田臣生 場所:生田緑地 芝生広場上雑木林、湿地地区、ハンノキ林 今朝は、一段と、気温が下がりました。 朝の空に、月が残っていました。 11/16(土)の里山倶楽部で、芝生広場上雑木林のアズマネザサ刈りを行ってくれた参加者から、活動中に昆虫採集目的の来園者が入ってきたけれど、 注意することができなかったという報告がありました。 そこで、この伐採更新に着手した時のように、雑木林の出入口を入りたくない状態にすることにしました。 改めて、当該雑木林の出入口を確認したら、確かに、出入りし易い状態に片付いていました。 そこで、先ずは、その周辺から枯木などを拾い集めて来て、出入り口になっていた場所に積みましたが、効果は感じられませんでした。 いつの間にか、幅が広がっていたようです。 もっと大きな材を積まないと、簡単に、入られてしまいそうでした。 そこで、次の写真の隣接地に生えていて、視界を遮っていたシラカシ(径 3〜10cmのシラカシ5〜6本)を伐採して、採取しました。 それを、出入口として使われた場所に積みました。 内側から見ると、このような感じになりました。 外側の園路側から見ると、このようになりました。 倒れていた看板は立て直しました。 雑木林の中の観察も行いました。 11/16(土)は、二人だったのに、広い範囲のアズマネザサ刈りが行われていました。 ツノハシバミは、独特の樹形で存在感を示していました。 観察路で囲んだ中の実生木は凄い勢いで育っています。 2020〜2022年の大径木伐採の過程で、止むを得ず伐採したアオハダが萌芽してきました。 そのアオハダの状態を観察しようと思って、茂みの中を探し回ってしまいました。 直ぐ傍のクヌギの萌芽は大きく育っていました。 これらの観察ができるように、観察路を追加したいと思いました。 湿地地区に寄って、水の状態を確認しましたが、問題ありませんでした。 シロヨメナの花が盛期を迎えていました。 ハンノキ林に入って、アケボノソウの状態を観察しました。 ハンノキ林東支谷戸の状態を観察しました。 ハンノキ林の林床を調べながら、湿地に戻すために掘った水溜まりを探しましたが、ミヤマシラスゲなどの繁茂が著しく、見つけることができませんでした。 水辺では、キチジョウソウが咲いていました。 太いハンノキの根元から沢山の萌芽枝が出ていました。 このような萌芽が出るのは、ハンノキの性質なのでしょうか。 それでは、ハンノキ林上の池からの水路を辿ろうと思いましたが、池から出た所に繁茂したミヤマシラスゲの根に阻まれて、水が流れていませんでした。 そのミヤマシラスゲや、水路に溜まっていた土砂を掘り出すことにしましたが、時間切れになってしまい、目的の水溜まりに辿りつけませんでした。 ハンノキ林地区 A07-01 から 02 にかけての林床は変化したことが分かりました。 植生もさることながら、水路に水が流れなくなったことを知らずにいたことには驚きました。 次回以降、怠っていた A07-01 地区の保全活動を行いたいと思います。 帰りの階段の手摺上で、初めて見る斑紋のテントウムシの仲間に出会いました。 |
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