水辺保全など
【2025/5/15 更新】

@トモエソウ保護の草むしり
A湿地地区の水辺保全
B上の田圃の田植えの準備
C下の田圃地区の水辺保全


@トモエソウ保護の草むしりなど
日 時)5月15日(木) 8:50〜9:15 晴
場 所)ピクニック広場
活動者)岩田臣生
倉庫前に置いてあったプランターに生えていたトモエソウをピクニック広場に移植しました。
また、トモエソウ周囲の草むしりを行いました。



萌芽更新地区下に、甲虫幼虫を採集したらしい痕があり、朽木が転がっていました。
マナーの悪い来園者に悩ませられる季節になりました。


A湿地地区の水辺保全
9:20〜9:30 晴
場 所)湿地地区
活動者)岩田臣生
サワガニが活動する季節になると、湿地地区の水路には頻繁に水漏れ穴が開けられます。
今回も、大きな穴が一つあり、補修しました。
2段目には、沢山の細かい発芽がありましたが、期待していた植物ではありませんでした。

オニスゲが開花していました。
オニスゲ

B上の田圃の田植えの準備
日 時) 09:40〜11:00 晴
場 所)上の田圃
活動者)岩田臣生、田村成美、鈴木潤三(10:00〜)

上の田圃の代掻きが終われないのは、下の段が湛水できないためです。
田村は、上の田圃に直行して、水漏れ穴を塞ぐ活動をしてくれていました。
湧水の流量が少なくなっていたので、水漏れ補修の効果は直ぐには表われません。
上の段の堰を越える水が少ないのは、上の段に水漏れ穴があるからだと考えて、上の段の水漏れ穴補修を始めてくれていましたので、 私は、その向かい側の畦に泥を上げる活動から始めました。


また、上の段は木道側にも、水面が広がっていましたので、堰を少し下げて、下の段に水面を広げることを優先することにしました。
その広がり始めた水面に、辺りの草の花粉などを浮かべて、流れ方を観察し、怪しい場所の水漏れ補修を補足していきました。
上の段の水漏れ補修や、田圃上の水路の泥上げなどを済ませたら、上の段の堰から落ちる水の音が大きくなり、流量が増えたことが分かりました。


下の段の代掻きは十分だと思い、水面も少しですが広がっているように思えましたので、時間をおくことにしました。
田圃や周辺には、シオヤトンボやヤマサナエがいました。
ヤマサナエ


C下の田圃の水路と田圃の泥上げなど
日 時) 10:40〜11:50 晴
場 所)下の田圃
活動者)岩田臣生、田村成美、鈴木潤三

この田圃は、2004年に再生した田圃です。
当初から膝上まで潜る湿田でしたので、長靴で気軽に入ることができません。
田圃としての手入れは怠り勝ちですが、深い泥田に入る経験をさせてあげられる場所として、また、在来の生物が残る沼地として大切な場所だと思っています。
県内では生田緑地のみの生育となってしまった植物を保護していましたが、今年は、発芽したばかりのところを、カルガモに食べられてしまいました。
田圃の奥の水流がヨシに占拠されてしまっていたので、水流のヨシを根こそぎ刈って、泥上げも行いました。






活動中の田圃には、アゲハチョウなどが吸水に来ていました。
ナミアゲハ
ツバメが泥を取りに飛来していました。
ツバメ

帰り道の上の田圃は、水面が少し広がっていました。
このまま湛水してほしいと思いながら帰りました。


ピクニック広場下のエノキの大木近くでは、アシナガオニゾウムシがミズヒキの葉上にいました。
アシナガオニゾウムシ
また、セセリチョウの仲間もいました。
セセリチョウの仲間

かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for nature Research and Conservation

/