|
ハンノキ林東側地区の水辺保全 日 時)11月25日(火) 9:00〜12:00 小雨 場 所)生田緑地 ハンノキ林(A07-02) 活動者)岩田臣生 ハンノキ林東側の水辺だった所から水が消えたことは大問題なので、水辺を再生するための活動を、9月から続けています。 いくつもの穴を掘って、その底近くの砂礫層から染み出してきた絞り水を溜めることで解決できるかも知れないと思いましたが、 染み出したきた水は染み込んで消えていく水でした。 11/22(土)の里山倶楽部の時に観察したハンノキ林東側は、殆ど水が涸れていました。 今まで掘ってきた水溜まり穴から、砂礫層に染み込んで消えていく水を染み込まないようにすることで水を溜めることを試すことにしました。 03の水溜まりの落枝ダムを改善して、水を溜められる状態にすること、これを実現することから始めることにしました。 03の水溜まり穴には少しだけ水が残っていました。
この水溜まりを作り直す活動を始める前に、一番上の01とした水溜まりには、水があることを確認しました。
それから、その下の04、02の水溜まりの状態を確認しました。
また、05、06の穴の水が涸れていることを確認しました。
11/22(土)の里山倶楽部では、直径30cm程の半枯れ状態のハンノキを伐採しましたので、水溜まり穴の改修には、この伐採材を材料に使うことができます。 まず、03の端に、この伐採材が納まる大きさの穴を掘って、そこに材を置きました。 斜面側の側面から、水が染み出してきました。
そこに置いた材は、水に浮いてしまい、安定しませんでしたので、続けて、2本目を積みました。
その材と穴の壁との間には大きな隙間ができてしまいましたので、そこに、できるだけ粘土質の土を入れて、隙間を埋めるようにしました。
それから、その上に、3本目の材を積みました。
ここでも、穴の壁と材との間の隙間を塞いで、そこに、4本目の材を積みました。
落枝ダムの骨材は十分だと思います。 後は、粘土質の土で覆ってしまえば良いと思いましたが、粘土質の土を寄せるのがやっとでした。 ハンノキ林西の池の堤体を補強した時のように、大量の土を積みたかったのですが、粘性の高い土がスコップに張り付いて、投げられませんでした。 水は殆ど増える様子がありませんでした。 雨が少し強くなったので、しっかり降ってくれることを願いつつ、この日の活動を終わることにしました。 今後の活動時に、土盛りを繰り返すことにします。
|
かわさき自然調査団の活動