日時 2月24日(日)10:00〜12:30 場所 ハンノキ林、おし沼峠 参加 井口実(生田緑地の雑木林を育てる会)、白澤光代(同) 大賀美陽子、津田由美子 小泉恵佑(かわさき自然調査団)、雛倉正人(同) 今野浩一(多摩区役所建設センター) 堀江洋(北部公園事務所)、鈴木修司(同左)、山口泰民(同左) 市民部会事務局/岩田芳美・臣生(かわさき自然調査団水田ビオトープ班) 参加者12人 昨年、おし沼峠の道路工事が開始され、造成法面が裸地状態になっています。 ここは生田緑地中央地区と東生田2丁目地区とを結ぶビオトープネットワークの結節点です。生田緑地憲章の『持ち込まない』に沿った植生回復のために、造成法面にアズマネザサを植え込む試みを実施するのが、今回の活動の目的です。使用するアズマネザサは、ハンノキ林から採取しました。ハンノキ林では、湿地を維持するためにネザサを取り除きたかったのです。 この試みは多摩区建設センターにとっては初めての市民との協働ということで、建設センターから今野さんが参加してくれました。 ハンノキ林での活動中に、通りかかった人が活動に参加するという一幕もありました。 市民部会は、気軽に誰でもが参加できる活動にしたいと思っています。 時間を見計らってハンノキ林でのネザサ採取の活動を終了しました。 ネザサの根とスコップを持って、おし沼峠に移動します。 おし沼峠に着きましたが、事前に提供してもらうことを約束していた植土がありません。 植土には不向きな現場の土が積まれていました。 ここで、活動を中断するわけにもいかないので、活着してくれないかも知れませんが、この土で植え込むことにしました。 運んできたネザサの根を適当量、土嚢袋に入れて、土を入れていき、100袋のネザサ土嚢をつくりました。 次は、これを法面に並べるのですが、法面の面積に対して、用意できた土嚢の数は余りに少ないものでした。 また、法面下端が縁石まで伸びていて、法面自体をいじらないと、土嚢を置くこともできません。 法面に手をつけることは市民部会の活動範囲を超えるものと考えます。 そこで、設置可能と思われる中央部分のみに、2〜4段に土嚢を並べました。 昨秋はドングリが豊作でしたので、根の採取時に一緒にとれてしまう発根したコナラのドングリも数ヶ所に植え込みました。 土が乾ききっていて、雨が降らないと成長は期待できそうにありませんが、これも試してみることにしました。 今回で14回となった今年度の市民部会を終了します。来年度のプログラムについての希望などありましたら、事務局宛に連絡して戴きたいと思っています。 よろしくお願いします。 |