特定の生物の棲息環境の保全活動
日本民家園正門〜クスノキの辻の北側地区(A21)の植生管理活動

2008/11/23 更新

日時 11月21日(水)10:30〜12:00
場所 生田緑地クスノキの辻東地区(A21)
参加 かわさき自然調査団シダ植物班/大貫はるみ、岩片紀美子、遠藤継男、片山ちとせ、島津菊江、園田明子、田村成美、
                  長谷川和甫、林美幸
   川崎市北部公園事務所/山口泰民、鈴木修司
   事務局/岩田芳美
                  参加者12人

東口〜クスノキの辻の園路のうち日本民家園正門からクスノキの辻の間の北側の崖面について、 北部公園事務所では安全性などの観点から一部の樹木の伐採を予定しています。
この崖は10数年前までは、明るい草地を好む山野草も見られた場所です。
現在は、上部斜面の樹木が大きく茂り、林床が暗くなり、生育する植物の種数は少なくなっています。
また、崖面には数種のシダが成育し、この場所だけでシダの観察会を行うことも可能でした。 ところが最近、1種類のシダだけが勢力を拡大し、他のシダの生育が抑えられるという事態が生じていました。
シダ植物班では、こうした状況を鑑み、日頃生田緑地のシダ植物の調査を実施している立場から、当該地区のシダ植物の保護と来園者も楽しめる景観づくりと いう目的を持って、北部公園事務所と一緒に、当該崖面に生えているシダ植物を主とする植生管理作業を行ないました。

活動開始前の崖面の様子は次の写真のような状態でした。作業開始前に話し合いを行いました。

活動を開始しました。シダ植物班が、こうして体を動かしてシダ植物の保護、生育環境の保全を行うのは初めてのことです。

この日の活動終了後の崖面は、次の写真のようになりました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation