生田緑地の植生管理

2009年度第１４回市民部会
《皆伐更新の試み（１．樹木を調べる）》

日時　2010/1/31(日)10:00〜13:00 場所　生田緑地飯室山南地区 参加　小泉恵佑、��祖博之、佐久間淳子、佐藤登喜子、白澤光代、寳田真衣、前田　宏、宮寺宏一、 　　　吉田朗子、吉留憲子 　　　山口泰民(北部公園事務所) 　　　岩田臣生（市民部会事務局、かわさき自然調査団）、岩田芳美（同） 北部公園事務所に集合して、自己紹介と今回の活動の趣旨を説明し、現地に移動しました。 現地はササ刈りを済ませてありましたが１０〜２０ｃｍの高さに刈ったササ原は歩き難いものでした。 この日の活動は、皆伐更新の区域を決めるための準備の一つとして、概ねの範囲を決めて、その中の落葉樹に番号札をつけ、その樹種、樹��、胸��周長、 葉張りを目測して記録することです。 荷物を置いて、２班に分かれて活動を開始しました。 かわさき自然調査団植物班の佐藤さん、吉留さんが参加してくれましたので、２人をリーダーにして、２班に分かれて進めることができました。 参加者のうち４人は明治大学の学生さん、１人は青山学院大学の学生さんでしたが、２人のリーダーを講師に冬の樹木観察を楽しんでいました。 また、この５人のうち４人は１〜２年生ということで、今後の当該地区の活動をより科学的に進めることに貢献してもらえるだろうと期待しています。 活動を終えて園路にもどったところで解散しました。 この日、調べた樹木は８５本でした。 調査結果の概要を次表に示します。ムラサキシキブの樹高８mは何かの間違いだろうと思います。 樹木マップをつくる時、或いは葉があり、花や実がある時に、何度か再確認されることになると思います。 樹種 本数 樹高　ｍ 直径　cm 葉張　ｍ （高木層） 　 　 　 　 コナラ ２７ １２〜２２ １６〜４１ ２〜１５ イヌシデ ５ １３〜１７ １６〜３８ ３〜８ クヌギ ４ １５〜２０ ２３〜４４ ２〜９ ヤマザクラ ２ １５〜１７ ２９〜３８ ５〜１０ （亜高木層） 　 　 　 　 コナラ ６ １０〜１１ １７〜３５ ２〜８ イヌシデ ３ ８〜１０ １９〜２６ ３〜４ マルバアオダモ ３ ６〜８ ４〜７ １〜４ エゴノキ １ ８ １１ ３〜５ ムラサキシキブ １ ８ ４ ４〜５ （低木層） 　 　 　 　 マルバアオダモ ９ ３〜５ ２〜５ １〜５ ムラサキシキブ ８ １〜３ １〜２ １〜３ ヤブムラサキ ７ ２〜５ １〜３ １〜４ ウグイスカグラ ３ １〜２ １〜２ １ コバノガマズミ ２ ２〜３ １〜２ １ ヤマツツジ ２ ２ １〜２ １〜２ ヌルデ １ ３ ３ １〜３ ヤマコウバシ １ ５ ３ ２〜３ ※階層構造については単純に低木層〜６ｍ、亜高木層６〜１２ｍ、高木層１２ｍ〜で分けたものです。 解散後、飯室山地区の植生管理についての現地協議を行いました。 ここは「生田緑地の雑木林を育てる会」が植生管理を行うことに決めた場所です。 植生管理計画に決めた範囲についての現地確認です。

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