野鳥の森のコアジサイ保護のためのアズマネザサ刈り
日時 平成29年(2017) 7月15日(土) 10:00〜12:30 場所 生田緑地 野鳥の森の野鳥観察舎付近 参加者 吉澤正一 (富士通) 長谷川充彦、森 正徳 (生田緑地運営共同事業体)額谷悠夏 (かわさき自然調査団)政野祐一 (市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美 7名 7 月の里山倶楽部Bは、野鳥の森のコアジサイの保護を目的に、密生するアズマネザサを刈る活動を行いました。 コアジサイは日本固有種で、神奈川県植物誌によれば、 関東以西の本州、四国、九州に分布し、神奈川県内では、箱根、丹沢、小仏山地、相模原台地に多く見られ、樹林内に生えるとあり、 川崎市内では、多摩区の 2 ヶ所に生育しているらしいのです。 生田緑地は市街地の中の都市公園でありながら、このような山地生の植物が多く見られます。 川崎の都市公園にはコアジサイの生育地が保全されていると言われる状態にすることが植生管理の目標です。 ビジターセンターに集合してから活動場所に移動し、全員で保護対象のコアジサイを確認し、活動手順の説明をしました。 これがコアジサイです。 アズマネザサ刈りは、まず、コアジサイの生えている場所より 2m程下に入って、自分の足元のアズマネザサを刈り、それを足元に水平方向に寝かせて足場にして、少しずつ上方向に 刈り進めることにしました。 1時間程作業をしたところで、一休みしました。 樹林内には、キビタキの美しい囀りが響いていました。 キビタキは、生田緑地では夏鳥として観察されますが、神奈川県減少種に位置付けられている魅力的な野鳥です。 樹陰の活動ではありましたが、風が無いため、暑さは厳しかったのですが、ここに生えているコアジサイの周囲だけは刈ってしまうことにしました。 林床には、タマノカンアオイ、チゴユリなどもありましたので、足の踏み場に注意しながら活動しました。 暑さの中での活動でしたが、12時には、概ね、目的は達っすることができました。 テーブルベンチで休憩してから、集合写真を撮って、解散にしました。 |