第 7 回里山倶楽部A (皆伐更新地区の植生管理) 日時 2019年 11月 2日(土) 10:00〜14:30 21.2℃ 場所 生田緑地 皆伐更新地区 参加者 6年目 山下まい、ねのは(小6) 4年目 池上幸一、陽子、豪一郎(小3) 1年目 佐野直美、歩(小3) (かわさき自然調査団市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美 9 名 11 月の里山倶楽部Aは、皆伐更新地区の植生管理を行いました。 落葉前なら、まだ植物の状態を見ることができるだろうということ、もしかすると昆虫との出会いもあるかも知れないという期待がありました。 皆伐更新地区は、コナラの若齢林を育てるという目的を 7 年目に達成し、今年は 9 年目です。 萌芽更新は不可能と言われた雑木林でしたが、クヌギとコナラの 1 本ずつは萌芽更新中です。ただし、高さは実生コナラに負けています。 実生のコナラやヤマザクラの成長にも差が見られるようになりました。 数年後には萌芽更新を考えることになりそうですが、それまでは、高木を育てるための択伐と下草刈りを続けてみようと思います。 参加者は少なかったのですが、今回も、参加者にはアズマネザサだけを刈る活動をお願いしました。 岩田は、コナラやヤマザクラの下枝落とし、クスノキの伐採、サンショウ、ムラサキシキブ、ヒメコウゾなどの剪定など、高木を育てるための活動や、 木々の下に育ってヤブをつくりつつあったアズマネザサを刈りました。 生田緑地整備事務所前に集合して、初めて里山倶楽部に参加する母子のために、自己紹介を済ませてから、皆伐更新地区に向かいました。 園路から離れて皆伐更新地区に向かう道は、入り口付近の倒木を除けば、荒れた状態ではありませんでしたが、初めての参加者には恐い印象を与えたかも知れません。 皆伐更新地区入口(いつもお弁当を広げる場所)で活動について説明し、林内を歩いて状態を確認してから、アズマネザサ刈りを始めていただきました。 萌芽更新と言うには余りに弱弱しいのですが、生きてはいるクヌギとコナラの伐り株周りのアズマネザサは丁寧に刈りました。 ツチグリの仲間が見つかり、皆で観察しました。 昼前に集合写真を撮りました。 お弁当を食べました。 メジロが直ぐ近くの木に飛んで来て、楽しませてくれました。 一日の活動を終えて、生き残っているクヌギの萌芽株を前に、萌芽更新について話し合う場面もありました。 萌芽更新は萌芽枝に命が引き継がれ、伐り株自体は中から朽ちて消えていくことを見て理解することができる状態になっています。 皆伐更新地区が樹林と言える状態になったことは、アズマネザサの育ちが悪くなったり、夏草の繁茂が少なくなるなどの現象にも表れていますが、今回は参加者が少なかったものの、 必要な植生管理はできたと思います。 |