第 7 回里山倶楽部B(中央広場北側雑木林の植生管理)
広場から雑木林を楽しんでもらうためのアズマネザサ刈り 日時 2019年 11月 16日(土) 10:00〜13:30 場所 生田緑地 中央広場北側雑木林 参加者 東 陽一、岩渕裕輝、加登勇司、北川英樹、清田陽助、額谷悠夏 (かわさき自然調査団市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美 8 名 当該地区の植生管理は、2011年 5月に、現地調査、現地会議を行って、目標植生を話し合い、低木層にヤマツツジが咲く雑木林としました。 その時の現地には、民家園に植栽された竹が地下茎を伸ばして広がって繁茂し、高さ 3mを超えるアズマネザサが生い茂り、ゴミが投棄されていたりして、近づきたくない状態のヤブになっていました。 中央広場の噴水を撤去して、草地の広場に整備するのであれば、この場所に魅力的な雑木林を演出して、一般市民に、生田緑地の自然の一面を知ってもらい、 関心を持ってもらうために効果が期待できるような雑木林をつくろうと考えました。 スタートとなるヤブの伐開は行政側に担当していただき、夏期に実施しました。 市民側の活動のスタートは、その年の 12 月で、里山倶楽部を開催し、立教大学の学生さんたちの参加を得て、低木層〜亜高木層の樹木の択伐やアズマネザサ刈りを行いました。 その後は 2 年を超えて放置することは無いように、里山倶楽部または水田ビオトープ班の活動として、何とか管理を行っています。 目標植生であったヤマツツジの咲く雑木林は達成できています。 今回の里山倶楽部は、いつものメンバーに加えて、前指定管理者のスタッフとして生田緑地で働いている市民の立場で里山倶楽部に参加していた額谷さんが、久し振りに参加してくれました。 秋晴れの土曜日、中央広場には大勢の来園者が訪れていました。 その中に、「ボランティアでやっているのですか?」「有難うございます。」などと声をかけてくれる人がいました。 そうかと思うと、管理作業員が翌日のイベントの準備をしているのだと思ったのか、「明日のイベントはどんな内容なのか?」と尋ねて来る人もいました。 最近気がついたのですが、生田緑地内の数ヶ所で、管理活動をしている団体名を標記している看板が立てられている場所があります。 1 ヶ所でも、そのような看板が立てられると、当該団体だけが植生管理活動を行っていて、その他の場所は全て、指定管理者が行っていると解釈する来園者が殆んどだと思います。 どのような根拠で特別扱いをしているのか明らかにして、公平性を担保するようにして欲しいと思います。 また、北側の中央幹線園路に近い尾根部に、サクラなどの伐採材などが積まれていました。 園路からは見えない場所なので今まで気がつきませんでしたが、指定管理者によるものと思われます。 丁度、そこは重要な希少種が生育する場所だったので、驚きました。 当該地区を保全管理している団体に無断で、樹林地等に、処理材を廃棄する行為は止めてもらわなければなりません。 私たちが活動している樹林は、ゴミ捨て場ではありません。 前半の活動を止めて休憩し、集合写真を撮りました。 13:00 の活動終了時間に合わせるために、片付け作業に移りました。 片付けを終えて休憩し、ナラ枯れや伐採更新について、歓談しました。 林内には、ヤブコウジが赤い実をつけていました。 |