第 8 回里山倶楽部(萌芽更新地区のアズマネザサ刈り)
日時 2020年 9月 5日(日) 10:00〜13:00 場所 生田緑地 萌芽更新地区 A06 参加者 東 陽一、岩渕裕輝 佐藤優子、佐藤奈緒、猿谷久美子 山本栄行、悠馬(6歳)、環希(3歳) (かわさき自然調査団市民部会事務局)岩田臣生 9 名 集合場所の生田緑地整備事務所裏には、ウスバキトンボが飛んでいました。 萌芽更新地区に行くまでの路で、参加者の皆さんが関心を持った植物はヤブミョウガでした。 萌芽更新地区付近では、実が紅くなり始めているツリバナを、皆で、観察しました。 オトコエシが開花して、キオビツチバチや キンケハラナガツチバチなどが吸蜜にきていましたが、スズメバチも 1 匹、飛び回っていましたので、要注意でした。 木道の手摺にゴマダラチョウが現れました。 このゴマダラチョウの翅は全く傷んでなくて、しかも、顔を近づけても逃げようとしませんでした。 これを皆で観察していたら、近くに、イトトンボがいて、オトコエシの葉に止まりました。 このイトトンボは、トンボの専門家である茅ケ崎の岸さんに写真を送って、見ていただいたら、「エゾイトトンボ属かな」ということでした。 調べてみると、エゾイトトンボ属は、エゾイトトンボ、オゼイトトンボ、キタイトトンボ、カラフトイトトンボの 4 種が国内に分布し、東北日本の特産種で、 最も南にも分布しているオゼイトトンボの南限が関東北部の栃木・群馬とありました。 また、川崎の記録はありませんでした。 北風に乗って、飛んできたのでしょうか。この日に出会った不思議です。 この日は、先ず、集合写真を撮りました。 暑さ厳しい中での活動ですから、全身汗まみれになるのは必定ですから、活動の前に撮影しました。 萌芽更新地区の林内は、アズマネザサなどが繁茂していましたが、今年は 4/4(土)、6/6(土) にアズマネザサ刈りを行っていますので、 何度も活動している場所と活動していない場所との差が出てきたと思います。 全ての伐り株を点検する余裕はありませんでしたが、伐り株からの萌芽は順調と思われました。 活動中、アケビコノハ幼虫に出会った参加者が、大きくて奇妙な形態に驚いて、スマホで撮影して尋ねてきました。 雑木林の中で活動していると、普段は出会えない生きものに出会えることがあります。 6/25(木) に、ヤマザクラの実生苗を移植した地区は、アズマネザサ、カラスウリなどが繁茂していましたが、根付いて、成長を始めたヤマザクラが 5〜6 株はあることを確認しました。 アズマネザサ刈りを終えた場所のクヌギの萌芽枝は、順調に育っていました。 晩夏の萌芽更新地区は、既に、若齢林の景色をつくり、オトコエシが咲いて、ツチバチの仲間が吸蜜に集まっていて、生きものに出会える場所になっていました。 全員、全身から汗が噴き出していましたが、熱中症で倒れる参加者は無く、無事に、里山倶楽部を終えました。 |