| 第 12 回里山倶楽部＜芝生広場上雑木林の伐採更新＞ 樹木伐倒(3)、アズマネザサ刈り 日時 2020年 11月 7日(土) 10:00～13:30 場所 生田緑地 芝生広場上雑木林 A09-08 参加者 6 年目 岩渕裕輝、藤間凞子 5 年目 池上幸一、陽子、豪一郎（小4） 4 年目 加登勇司、北川英樹 2 年目 中村瑞季、さち（幼児） （かわさき自然調査団市民部会事務局）岩田臣生、岩田芳美 11 名 2018年夏にカシノナガキクイムシが生田緑地の弱ったコナラの老木に入り込み、翌年夏からナラ枯れが始まり、今夏の園路では、 カシノナガキクイムシによるフラシを出している非常に多くのコナラに出会うことになりました。 都市公園では老熟して弱ったコナラを保護しなければならない特別な理由はありませんから、枯れて危険な状態になったら、今までの枯木に対応してきたように伐採することになると思います。 ただ、カシノナガキクイムシに負けない若いコナラは、生活エネルギーを薪炭に依存していたことの雑木林の記憶として、残したいと思います。 伐採更新によって若齢林を育てることができれば、コナラを消滅させないで済むと思われます。 生田緑地では、今までの里山倶楽部の活動によって、皆伐更新地区で、萌芽更新地区で、伐採更新を成功させてきました。 その伐採更新では、今回参加してくれたような子どもたち、家族の活動が重要であることも分かっています。 ただ、伐採更新における樹林づくりの前に、枯木や老熟したコナラなどの伐採は済ませなければなりません。 普段、デスクワークに追われているような普通の市民が、直径 40cm、樹高 20ｍもの大木を、ノコギリで伐採するのは容易なことではありません。 しかし、それを何とか乗り越えて、生田緑地の自然を守るために活動しようというボランティアが集まってくれました。 
アズマネザサ刈りは、樹木を伐採している場所の少し上で行いました。 
毎回、参加者全員の集合写真を撮るようにしていましたが、今回はアズマネザサ刈り参加者だけの記念写真になりました。 
この日の活動では、ヤブムラサキの紫色の実、シュンランの実、ジャノヒゲの青い実などを観察しました。 
樹木伐採チームは、前回、受け口を伐っていたコナラから活動開始しました。 直径 40cm、樹高 25ｍの大木ですが、8ｍほどの高さの所で二股に分かれていて、その一方が数年前の台風時に折れていました。 
伐採しようとしているコナラは園路・広場方向に伸びていて、そのまま伐倒すると広場を叩きつけることになりそうでしたので、 何とか、8ｍほどの高さの枝の分かれ目にロープをかけて、横に引っ張って、区域内に倒したいと考えました。 広場には、大勢のグループが来園していて、イベントを始めていましたので、万が一のことを考えて、離れて注意してもらえるように注意を喚起する必要がありました。 このため、アズマネザサ刈りチームに応援してもらうことになりましたが、その一人に、園路で枯れている木も伐採して欲しいと言う人がいたようです。 ボランティアなので分からないから、整備事務所に言ってくださいと答えたら、あそこに言っても、らちが明かないというようなことを、しつこく言われたと聞きました。 里山倶楽部の参加者に、このようなことを訴えられるのは困ったことです。 
やっと、伐倒できました。 しかし、伐採したコナラの重量は尋常ではありません。 ローププーラーで引っ張って、方向を変えられると思ったのは浅はかでした。 ローププーラーのポンピングは人力なので、道具の耐荷重が充分あっても、引っ張る力はそこまで無かったため、無理なことでした。 また、伐採の邪魔になると思って、先に伐採しておいたコナラも、しっかり邪魔をしてくれたようでした。 園路を叩くことはありませんでしたが、境界付近にあったクヌギに当たりました。 
園路に出た枝先は、通行の邪魔にならないように、切り落としました。 かかり木となった部分の処理は、次回の活動で考えることにさせてもらいました。 大木との格闘に疲れている状態で続けるのは、危険だと判断してのことです。 北川さんが抜けましたが、伐採チームも集合写真を撮りました。 
この伐採をヤモリが見ていました？（逃げようとしないのは死んでいるためと思われます。） 
この日の活動は、片付けきれていないので残念ですが、ここまでで終了としました。 
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かわさき自然調査団の活動