第 21 回里山倶楽部 <芝生広場上雑木林の樹木伐採(10)> 日時 2021年 2月 20日(土) 10:00〜13:30 場所 生田緑地 芝生広場上雑木林 A09-8 参加者(樹木伐倒チーム) 5名 6 年目 東 陽一、岩渕裕輝 4 年目 加登勇司、吉澤正一 3 年目 山本栄行 (アズマネザサ刈りチーム) 2 年目 中村瑞季、さち(幼児) (かわさき自然調査団市民部会事務局)岩田臣生、岩田芳美 計 9 名 生田緑地整備事務所裏の倉庫前に集合してから、尾根路を降って、芝生広場上雑木林に移動しました。 芝生広場上雑木林の伐採更新地区内のアズマネザサ刈りは、概ね、終了していたので、この日、アズマネザサ刈りを希望してくれた家族には、 伐採更新地区の北側、自然探勝路を挟んだ隣接地で楽しんでもらいました。 芝生広場上雑木林の伐採更新は、新型コロナ感染流行の中、公共交通機関を使わないで来園することを求める時期もありましたが、 地元からの参加者によって支えられて、活動を継続してきました。 今年度の大径木の伐採においては、伐倒方向を調整するためにローププーラーを入手して、使い方を考えながら使って活動してきました。 また、斜面下方の直径 40cm 超えの大径木の伐採に苦労したので、それまで使っていた刃長 37cm のノコギリ<シルキー 造林370>に加えて、刃長 65cm の<シルキー カタナボーイ650>を加え、 その切れ味の良さに感心しています。 私たちは、私たち自身の安全のためは勿論ですが、野鳥を愕かせない静かな伐採を進めたいと思い、チェーンソウを使わない伐採を行っています。 ロープの張り方にも苦労しましたが、全員がロープの結び方を覚えて、一々面倒と思いながらも使って、経験してきました。 ローププーラーを使うことで、かかり木を吊り上げて処理することも経験しました。 大径木の伐倒のための受口および追い口の伐り方も、失敗も経験しながら、毎回注意して進めてきました。 萌芽更新地区における大径木の伐採を経験し、芝生広場上雑木林でも、こうして、少しずつ技術を獲得しながら活動してきました。 そして、今回は 10 回目です。 一人一人が自分で考えて活動できるようになってほしいと考えていますので、この日の活動で伐採するコナラを選んで、伐倒方法を考えることから活動を始めました。 その結果、この日の大径木の伐採は、斜面下部のベンチから見上げた区域西側の尾根状の中央付近にあったコナラを真っ先に伐採したいという意見でした。 そこで、これを伐倒する方法を検討しましたが、尾根部の少し下方にあるコナラにかかり木となりそうだったため、そのコナラを先に伐倒した方が良いだろうということを繰り返して、 結局、その辺りの 3 本のコナラを順番に伐倒することになりました。 しかも、ロープを張るための滑車の位置、ローププーラーの位置が全く同じ状態で、3 本のコナラを続けて伐倒してから、最初に決めたコナラの伐倒を行うことになり、 伐採材の片付けも行いながら、4 本のコナラを伐採して、この日の活動を終えました。 今回初めて大径木の伐採に参加した一人に対しては、その場その場で、皆が教えている場面が見られました。 1 本目のコナラの伐採に取りかかりました。 その近くで、2 本目のコナラの伐採(受口伐り)にも取りかかりました。 1 本目のコナラを引き倒しました。 伐倒した材は斜面下端部まで運ばずに、その付近に置いて、カントリーヘッジにすることにしました。 材の片付けを終えたら、直ぐに、2 本目のコナラの伐倒に取りかかりました。 ロープを張る滑車やローププーラーの位置が同じなので、直ぐに伐倒できました。 この材の置き場所をカントリーヘッジにすることにしました。 続けて、3 本目のコナラの伐倒にとりかかりました。 3 本目も、同じ位置からロープを張って、伐倒しました。 伐倒したところで、片付けは後回しにして、中間の休憩を取り、集合写真を撮りました。 休憩後は、まず、直前に伐倒したコナラの枝を伐り落として、片づけました。 4 本目のコナラの伐倒にかかり、受口を伐ることから始めました。 この日、4 回目のロープを張って、十分引っ張り、裂ける音がしたらノコギリを止めて、倒れるのを待ちました。 最後までノコギリを使いたくなるのを我慢して、僅かの時間なのですが、倒れるのを待つことが必要です。 しっかり、ツルを効かして伐倒することができました。 伐倒したら、直ぐに、片付けにかかりました。 この日の活動では、コナラ 4 本を伐倒し、片付けも済ませました。 今まで、10 日かけて大径木の伐採を行ってきた樹林を眺めて、休憩しました。 外周の自然探勝路の柵付近のアズマネザサ刈りを行って、柵代わりに刈ったアズマネザサなどを積む活動も行われていて、帰り道の景観が変わっていました。 生田緑地整備事務所裏に戻り、ノコギリの手入れを済ませてから解散しました。 |