令和 3 年度第 28 回里山倶楽部 <ハンノキ林西地区の皆伐更新に向けた活動(1)> 日時 2022年 3月12(土) 10:00〜13:30 場所 生田緑地 ハンノキ林西地区(A07-12) 参加者 岩渕裕輝、加登勇司、吉澤正一 (事務局)岩田臣生、岩田芳美・・・5名 今回はハンノキ林西地区の状態を調査する目的で、アズマネザサ刈り、常緑樹の小径木伐採などを行いました。 昨年末に中央地区北側谷戸のナラ枯れ状態を観察して、ここだけはコナラ林として再生したいと思った樹林について、皆伐更新を行いたいと考えて、 水田ビオトープ班としての皆伐更新構想を自然会議に提出しました。 ただ、これは場所を示しただけでした。 春になってしまったので、この皆伐更新構想のフィージビリティ調査を目的とする活動を始めました。 今回のハンノキ林西側地区は、構想図に表示した(に)の樹林で、専修大学から延びる小さな尾根の末端部です。 ハンノキ林側の急斜面の下端部にはコナラが数本あったのですが、ナラ枯れを起こして来園者の安全が危惧されたため、2020年に伐採され、現在はシラカシなどの常緑樹林となっています。 尾根部分には、径 40〜50cmのコナラ大径木が 8本程ありましたが、半数は枯れているようでした。 また、ハンノキ林側に大きく枝を張る、胸高直径 90cm程のシラカシがあります。 このシラカシの大木は、ナラ枯れのため、昨年、大枝が折れていますが、ハンノキ林からは見えない裏側であるため、放置されていました。 今回、観察すると、根元に近い幹に多数のフラシが出ていて、いくつかの枝葉が枯れていました。 このナラ枯れのシラカシ大径木は、年内に、倒れ崩れるかも知れないと思われ、直下の木道を破壊し、来園者を襲うことが心配されます。 しかし、これは市民が伐採して片づけられるようなものではありません。 尾根を越えた竹林側には、アカシデ?、イヌシデなどの大径木が数本あり、アズマネザサの原となっていました。 今回は、尾根上の一部のアズマネザサを刈り、ハンノキ林側急斜面の、太さ 5〜20cmのシラカシ、アラカシ、ヒサカキ、シロダモなどを伐採しました。 次の写真の奥に見える大径木がナラ枯れが始まっているシラカシです。 この日の活動は終える時間となったところで、集合写真を撮りました。 活動した斜面をハンノキ林から見ました。 |