里山倶楽部
【2022/4/23 更新】

令和 4 年度第 3 回里山倶楽部
<外来種セリバヒエンソウ駆除>

日時 2022年 4月23(土) 10:00〜13:00
場所 生田緑地 谷戸の上の田圃地区(B06)
参加者 伊澤高行、岩渕裕輝、植木英生、加登勇司、佐藤奈緒、高谷秀史、滝島一加(高1)、吉澤正一
  (事務局)岩田臣生、岩田芳美・・・10名

今回の里山倶楽部は外来種セリバヒエンソウ駆除です。
セリバヒエンソウは、キンポウゲ科の有毒植物で、原産地は中国、明治時代に渡来した帰化植物です。
東京を中心に、神奈川県では川崎市、相模原市の平地、丘陵地に分布を広げているらしいです。
開花期は 4〜5月で、短期間に結実し、種子散布が行われ、湿地、湿土を好んで広がっています。
生田緑地では、2010年からセリバヒエンソウの駆除を始めましたが、一向に減少する気配がありません。
次の写真は、この日の活動中に目の前のセリバヒエンソウの茂みを撮影したものです。
セリバヒエンソウ

西口トイレ
今朝の西口トイレでは、次の蛾が気になり、撮影しました。
シャクガの仲間で、下はオオバナミガタエダシャクかも知れません。
蛾
蛾


萌芽更新地区下
谷戸に降りると新緑が美しく、気持ちがいい季節になったと思います。
萌芽更新地区の下の園路沿いには、早速、セリバヒエンソウの花が見られましたので、セリバヒエンソウの確認も兼ねて、駆除作業を始めてしまいました。
2010年4月に、生田緑地で初めて、セリバヒエンソウの駆除を始めた地区です。
里山倶楽部
里山倶楽部

上の田圃地区の木道の住宅地側
梅の木広場辺りからセリバヒエンソウの駆除が必要な状態でしたが、この辺りは水田ビオトープ班の普段の活動時に少しづつ手を入れることができるので、 里山倶楽部では、上の田圃から下の田圃にかけて、凄い勢いで繁茂し、開花しているセリバヒエンソウを駆除することにしました。
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
隣接する民有地が竹林になっている辺りは、今年は特に湿潤になっていて、セリバヒエンソウの繁茂が著しい所でした。
生田緑地に侵入してきたモウソウチクのタケノコを除伐しながら活動しました。
木道の住宅地側は樹林化を進めていますが、特に樹種を選択しての活動は行っていませんので、現状はヒメコウゾが優占する樹林が形成され始めています。
樹種が何であれ、ホタルの季節に住宅地の外灯などの光が自由に入って来ないようにできれば良いと考えています。
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部

上の田圃下草地
上の田圃下草地では、木道に近い場所に集中していました。
丁度 30cm程に成長したカナムグラを引き抜きながら、セリバヒエンソウ駆除を進めましたが、この頃から陽射しが当たり始めて、日当たりのきつい作業になりました。
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
里山倶楽部
中1回、休憩を取りました。
柿の木が枝落としされてから、休憩できる日陰が無くなりましたので、夏期の活動は辛くなりました。
モウソウチクを使って、木陰に簡単なベンチをつくってしまおうかなどという話が出ました。
里山倶楽部

梅の木広場の材置場
引き抜いたセリバヒエンソウは、柿の木の下の材置場の乾いたアズマネザサなどの上に積みました。
里山倶楽部

木道上
この日の活動を終えて、集合写真を撮りました。
里山倶楽部
朝からカルガモが来ていたのですが、田圃の畦上に卵を見つけました。
毎年のように、シュレーゲルアオガエルの産卵が始まる頃になると、カルガモがやって来て、手当たり次第に、何でも食べてしまうので、困っています。
里山倶楽部
今回の里山倶楽部は参加者が少なかったものの、一人で参加してくれた高校生がいたことは大変嬉しいことでした。


かわさき自然調査団の活動

特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation