令和 4 年度第 8 回里山倶楽部 <中央広場北雑木林の下草刈り> 日時 2022年 6月 11(土) 10:00〜13:00 曇、終わり頃は霧雨 場所 生田緑地 中央広場北雑木林(A26-1) 参加者 東 陽一、伊澤高行、岩渕裕輝、加登勇司、北川英樹、佐藤優子、野下智洋、吉澤正一 事務局 岩田臣生、岩田芳美・・・10 名 中央広場のトイレ 今朝の中央広場のトイレには、ビロードカミキリ?が 2匹いました。 中央広場北雑木林 中央広場北雑木林下に集まって、この雑木林の植生管理を始めた経緯と今回の活動についての説明を行いました。 ここは、2011年5月の市民部会で植生管理について話し合い、中央広場の改修整備に合わせて、当時、アズマネザサ、竹、常緑樹、マント植物などによって汚らしいヤブになっていた現地を、 低木にヤマツツジが咲く管理された雑木林にすることを合議し、里山倶楽部や水田ビオトープ班の活動として、植生管理を行ってきた雑木林です。 この雑木林の西側半分は、下端部がコンクリートの擁壁となっていて、その上部が滑り易い急斜面になっているので、危険です。 活動を始めて、直ぐに、ハチがいるので怖いと言われたので、見てみると、オニタビラコの茎にヨツスジハナカミキリが止まっていました。 また、刈ったアズマネザサの下に、シラケトラカミキリがいました。 東側半分も、落葉が乾いている季節は滑り易いのですが、梅雨期とあって、地面が湿っていました。 中間の休憩をテーブルベンチでとってから、集合写真を撮りました。 休憩後も活動しました。 (東側地区) ヤブコウジが蕾をつけていました。 (西側地区) 今回の活動は斜面下部が中心になっていましたので、斜面上端部のアズマネザサを刈りながら、状態を観察しました。 林床に沢山のコナラ実生が姿を現しました。 この雑木林では、カシノナガキクイムシの入った何本ものコナラが、穿孔された孔から樹液を出しながら、展葉して頑張っていました。 また、ナラ枯れしたシラカシもありました。 発芽したコナラ実生を育てることで、樹林の更新を行うことを検討する価値はありそうだと思いました。 ウスキツバメエダシャクが低木の葉上にいました。 今回の里山倶楽部では、当該斜面のアズマネザサを全て刈ることはできませんでしたが、様々な生きものとの出会いがあり、雑木林の生物多様性が高くなったと実感しました。 |