令和 5 年度第 22 回里山倶楽部 ハンノキ林東地区(A07-12)の伐採更新(アズマネザサ林除伐など) 日 時)2024年1月20(土) 9:00〜12:10 曇 場 所)生田緑地 ハンノキ林(A07-12) 参加者)加登勇司、北川英樹、廣瀬朗子、政野祐一、吉澤正一 事務局)岩田臣生 計 6名 2018年夏に、ハンノキ林西側の園路で、カシノナガキクイムシを発見してから、ハンノキ林地区のナラ枯れが始まり、 2021/1/19、ハンノキ林の園路沿いのナラ枯れ大径木伐採についての現地協議がありました。 また、ハンノキ林の水辺保全活動をしていても、突然、大きな音を立てて落ちてくるナラ枯れ大枝が気になるようになりました。 そのため、ハンノキ林東地区の伐採更新を考えるべき時が来たと考え、一人で、2021/12/14(火)、 12/21(火)に、調査目的のアズマネザサ刈りを行いましたが、これでは不十分と思い、 翌年、2022/2/5(土)の里山倶楽部で、アズマネザサ刈りを行いました。 更に、2022/3/5(土)の里山倶楽部においてもアズマネザサ刈りを行い、 伐採更新についてのイメージを描きました。 そして、2022年10月から、2023年2月までの 10回の里山倶楽部で、ナラ枯れ大径木の伐採を行ないました。 当該地区は急傾斜の狭い斜面であるため、斜面下端部にアズマネザサ林を残して、斜面から転がり落ちる物を受け止める作業路をつくってから、 斜面全域のアズマネザサ刈りを行い、対象を容易に確認できる状態にしてから、大径木伐採を行いました。 新たに発芽したコナラなどは、2023年夏期に育ち始めていますが、下端部のアズマネザサ林は残したままでしたので、 今回の里山倶楽部では、このアズマネザサ林を除伐することにしました。 この日、ハンノキ林東地区に入ったら、伐倒してきた材の玉切りを、指定管理者が済ませてくれていました。 そこで、今回はアズマネザサ林の除伐だけでなく、湿地の中に伐倒して、玉切りした伐採材を水辺から出して片付ける作業も行うことにしました。 ここのアズマネザサは、太さ2cm弱、長さ4m超という曲者でした。 所々に、シロダモが、径10cmほどに育っていました。 今までに、アズマネザサ林に放り込まれた材も多くありました。 湿地の中に倒した材は、その場で玉切りしてくれていましたので、それらは水辺から出して、岸辺に置きました。 当該斜面の北端に、ヒノキが3本ありました。 伐採更新としては、これも伐採すべきと思いましたが、グリーンアドベンチャー34「ヒノキ」という看板がありました。 ハンノキ林保全、雑木林再生のための伐採更新という目的からは、今回は伐採するべきと思いましたが、 グリーンアドベンチャーの設備では、無断で伐採してはならないと考えて、伐採しませんでした。 ハンノキ林内の木道から、今回の里山倶楽部の活動範囲が眺められました。 この斜面の大径木伐採を里山倶楽部で行うべきかについては、本当に悩みましたが、今回、アズマネザサ林の除伐を終えたことで、 後は、埋土種子から発芽した実生を育てていけば、雑木林になるだろうという安堵感に浸ることができました。 これも、「週末は樵生活」を楽しんでくれる里山倶楽部メンバーのお蔭ですが、活動していた皆さんは、斜面上の園路を、のんびりと話しながら歩いていました。 今後は、ハンノキ林を通る度に、この斜面に雑木林が育っていく様子を観察できるのが楽しみです。 記念の集合写真を撮って、休憩しました。 (政野さんは、活動途中で帰りましたので、集合写真に入れませんでした。) |