令和 5 年度第 26 回里山倶楽部 伐採更新(アズマネザサ刈りなど) 日 時)2024年3月2(土) 9:00〜12:10 曇 場 所)生田緑地 戸隠不動尊見晴台下 参加者)東 陽一、伊澤高行、北川英樹、中野隼佑、、廣瀬朗子、吉澤正一 事務局)岩田臣生 計 7名 下図は、A Whisper of Nature 第21-10号 令和4年(2022) 1月1日 版 雑想「ナラ枯れ後のコナラ林再生」に掲載した伐採更新についての構想図です。 この図で、新たに伐採更新を始めるべき樹林とした(ろ)については、2021年12月に現況調査のためのアズマネザサ刈りを行い、伐採更新に着手しました。 (い)については、2023年11月に、(は)については、2024年2月に伐採更新に着手しました。 そして、今回の里山倶楽部では、戸隠不動尊見晴台下の(と)の伐採更新に着手することにしました。 この樹林の伐採更新を行うことを、急に決めたのは、(と)の下の城山下谷戸合流部の水田ビオトープ班の活動を安全に進めるようにするために、 この斜面のナラ枯れコナラを伐採しておきたかったからです。 戸隠不動尊見晴台下雑木林に入るためには、見晴台から降りる方法と、稲目谷戸の田圃付近を通って、城山下谷戸合流部をベースに入る方法がありますが、 次の2枚の写真を比べて分かるように、急斜面を上から見下ろしても状態を知るのは難しいと思いました。 戸隠不動尊見晴台から当該地を見下ろしたのが、次の写真です。 城山下谷戸合流部から当該地を見上げたのが、次の写真です。 また、ハンノキ林東支谷戸の活動で、斜面の下をベースにすることの快適さを知りましたので、 城山下谷戸合流部に入って、活動を始めることにしました。 城山下谷戸合流部へのアクセスは、現在は、下図のルートのみです。 このルートは谷戸の田圃を通りますが、田圃では現在、アズマヒキガエルの卵塊が水底に広がっていますので、里山倶楽部の皆さんに、これを観察してもらいました。 驚いたことに、殆んどのメンバーが、アズマヒキガエルの卵を観察するのは初めてでした。 季節限定の生田緑地の水辺の生物を観察することも、経験してほしいと思います。 さて、いよいよ伐採更新を始めますが、ナラ枯れコナラの位置関係を把握しておくために、ある程度の範囲のアズマネザサ刈りを行いました。 アズマネザサは、太さ1〜2cm、高さ4m超でしたので、枝切ばさみ、手鋸などが中心のアズマネザサ刈りになりました。 刈ったアズマネザサなどの材の片付けも行いました。 斜面の裾に一番近いナラ枯れコナラの周囲のナラ枯れコナラの位置を観察把握して活動できる状態になったので、材の片付け作業と並行して、 当該ナラ枯れコナラ大径木の伐倒を始めることにしました。 しかし、そのナラ枯れコナラに接するように、下側に生えている直径20cm程のエゴノキ?を先に伐採することにしました。 エゴノキ?の伐採については、受け口を伐り終えたところで、追い口を伐るのは、新人の高校生2年生に伐らせて、ノコギリの使い方を教えることにしました。 彼は、まだ2回目の里山倶楽部でしたが、安全を確保できる時に、教えておくのが良いと思いました。 里山倶楽部のメンバーは、こうしたことに時間を取られることに、非常に協力的です。 当該ナラ枯れコナラの直径は50〜60cmありそうでしたので、同時に、当該ナラ枯れコナラの受け口を伐る活動も始めていました。 伐採した材を片づけて、当該ナラ枯れコナラの受け口を伐る活動を、細かく交代しながら続けました。 当該ナラ枯れコナラの受け口は、なかなか伐れませんでした。 時間チェックができていなくて、12時になってしまいましたので、記念の集合写真を撮って、休憩しました。 なお、事務局の不手際で、北川さんが早退してからの撮影になってしまいました。 帰り道、梅ノ木広場の梅は、まだ良く咲いていました。 昨年は全く手入れを行わず、カラスウリに完全に覆われていたのです。 そのカラスウリが枯れて、そのまま、まだ覆っているのですが、梅の花は春を忘れていませんでした。 整備事務所裏に戻って、使った道具の手入れを行って、解散しました。 |