令和 6 年度第 8 回里山倶楽部 芝生広場上雑木林の伐採更新管理 (観察路づくりのアズマネザサ刈り等) 日 時)2024年6月29(土) 9:00〜12:00 曇 場 所)生田緑地 芝生広場上雑木林 参加者)東 陽一、伊澤高行、加登勇司、北川英樹、廣瀬朗子、吉澤正一 事務局)岩田臣生 参加者 7名 左図中、芝生広場上雑木林内の図は設定した観察路のイメージです。 アズマネザサ刈りは夏に行うのが効果的だと分かっていても、暑い夏の太陽に晒されて活動するのは、できれば避けたいと思います。 この日は、曇時々雨予報で、前日の雨が朝まで残って、活動開始した時も、まだ霧雨が降っていました。 この程度の雨は、活動するには有難い天気です。 湿度は高かったのですが、直射日光を浴びずに活動できることは有難いと思いました。 活動場所は、芝生広場上雑木林です。 ここは、2019年の里山倶楽部で、伐採更新に着手することを合議して、2020年1月から9月にかけて5日間、32人日の活動で、高さ4mのアズマネザサ刈りを行い、 2020年10月から2022年1月までの計18日間かけて大径木伐採を行なった雑木林です。 ただ、皆伐更新ではなく、残したい植物を意識的に残しながらの伐採更新です。 ですから、埋土種子から発芽したばかりの実生もあれば、発芽から3年経った実生もあり、萌芽更新中の伐り株もあり、伐採せずに残している樹木もあります。 集中的な伐採後ということなら、2年目の雑木林ですが、今後、どのような雑木林に育てるかは、よく観察して、必要と思われる手を入れながら、考えていきたいと思います。 そのためには、林内を歩くことが困難な状態では不可能なので、全体の状態を容易に観察できる観察路が必要だと思いました。 樹木の生長による変化や、枯損・倒木などがあっても、この目的のための観察ルートは維持していきたいと思います。 この日の活動目的は、この観察路(管理通路)をつくることとしました。 この雑木林の斜面下端部には、芝生広場の整備を行った時のものと思われるベンチが残っています。 このベンチに荷物を置いて活動時のベースとして利用しています。 このベンチで、活動説明をしてから、2チームに分かれて、斜面の左右から、ルートを考えながら、アズマネザサを刈り上って、一つの円状の外周路をつくってもらいました。 (東ルート) (西ルート) あちこちで、ヤマユリが蕾をつけていました。 雨に塗れたノコギリカミキリがアズマネザサの葉に掴まっていました。 樹液が染み出しているのか、カナブンがいました。 左右別々に設定した観察路が繋がったところで、一度休憩し、情報交換を行い、記念の集合写真を撮りました。 10:45 気温 24.3℃、湿度 87.5%、WBGT 23.4 (区域北端地区) 後半は、斜面右手の観察路の下端部には、コナラ実生の繁茂が著しく、その部分を通る観察路を設定できずに、区域縁辺部を通していましたが、 そこは伐採材を積んだ所でありました。 この材の上を歩くのは危険でもありますので、この材の一部を置き直して、歩き易くすることから始めました。 それから、完成した観察路を歩いて、問題になりそうなことを想像して、それらを取り除く活動行いました。 また、ルート沿いのヤブ化している場所のアズマネザサ刈りなどを行いました。 (区域南端地区) コマユミが実をつけていました。 ナルコユリでしょうか、まだ若い実をつけていました。 オニドコロは、花をつけていました。 ツリバナは実をつけていました。 整備事務所裏に戻って、使った道具の手入れを行ってから解散しました。 |