生田緑地の自然の保全

ホタルの国のサイン設置、ホタル・ランタンづくり、草刈り


日時 2010/6/10(木)10:00〜13:40 晴
場所 生田緑地の谷戸
参加者 岩田臣生、岩田芳美、城本法子

ホタルの国の案内サインをつけました。 生田緑地の幹線園路では公園灯が点いているので蓄光文字の必要性が無い。それより、文字の大きい方が大事だということで、今年は基本3枚セットで目立つようにしました。 案内サイン、アクセスマップ、ホタルの国のルールの3枚です。
東口です。 クスノキの辻です。 ホタルの国の南案内所の看板をつけました。 昼間は地味ですが、文字は蓄光シートから切り出したものです。 今回は「川崎市北部公園事務所」のままで勘弁してもらうことにしました。 途中の分岐点です。 ホタルの国の北案内所です。 日々の保全活動の時に嫌な思いをさせられている犬の糞についてのメッセージも合わせて付けさせてもらいました。 7日(月)には、この木道の上に放置されていました。 ホタル観賞に来た人たちが踏んでしまうところでした。 戸隠不動口から谷戸へ降りる階段の入口です。 梅畑です。 ハンノキ林下の分岐点です。

今年は、昨年設置したホタル・ランタンのうち使えるものは使うことにしました。
竹林で立て替える分のホタル・ランタンをつくって、萌芽更新地下〜谷戸への降り口に運んで、設置しました。
ホタル・ランタンが使えるかどうかチェックするため、懐中電灯を突っ込んだら、中からヤモリが飛び出してきました。
ニホンヤモリは、Gekko japonicus という学名にも関わらず、日本固有種ではなく、ユーラシア大陸からの貨物などに紛れて入った外来種と考えられています。
生田緑地では、竹林の枯れたモウソウチクの中などにいるところを見ていましたが、1年経ったホタル・ランタンは丁度同じような環境になっていたようです。 木道の手摺りにキマワリが出てきました。

ピクニック広場下の園路沿いのネザサを刈りました。 初めてホタルの国を訪れる人が気味悪く感じることの無いようにという配慮です。

イチモンジチョウが出てきました。
黒褐色の地に白い一本の線を引いたように見える蝶を生田緑地で見かけたら、それはイチモンジチョウだと思っていいようです。
非常に似ている蝶にアサマイチモンジという蝶がいますが、生田緑地周辺では昭和30年代前半までの記録があるものの、その後は確認されていません。正確には生田緑地内での記録がありません。
6月上旬に飛び始め、7月が出現のピークとなり、9月に入ってまた新しい個体が出てきて、10月上旬まで活動しています。年2回出現するタテハチョウ科の蝶です。


ホタルの国の草刈り(続き)、安全のための柵づくり
日時 2010/6/10(木)14:00〜15:00 晴
場所 生田緑地の谷戸
参加者 岩田臣生、岩田芳美

ピクニック広場でお弁当を食べてから、梅畑の柵を補修し、広場の草刈りをしました。
壊れた柵を直しておかないと、夜の来園者が沢へ落ちる危険があるからです。
その後、柵で囲まれた中側をの草を刈りました。勿論、虎刈りです。雨が続いて、泥がぬかるんだ時は草が生えていた方が歩きやすいのです。

クサギカメムシが梅畑の梅の木の下にいました。
クサギカメムシは、体長14〜18mm、クワやクサギにいることからの名前と思いますが、梅や桃の実から吸汁することで害虫とされています。
成虫で越冬し、夏から初秋にかけて新しい成虫が出現します。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation