哺乳類調査カメラ設置
日時 2010/7/4(日)09:50〜14:40 晴
場所 生田緑地
参加者 岩田臣生
モニタリングサイト1000里地調査の哺乳類調査カメラ設置を行いました。
今回はどこに設置するかと考え、まずはツツジ山地区で獣道を探すことにしました。
丁度リョウブが満開で、そのリョウブの花にハナノミが沢山集まっていました。
園路からヤブに入る獣道が見つからず探しているとコノシメトンボ(未熟♂)がいました。
なかなか獣道が見つからず、前にカメラを設置したことのある場所の様子を見ると、前よりもはっきりとした道がついていました。
そこで、1台目はここに設置することにしました。
ここからは暫く獣道を辿ってみることにしました。
アズマネザサを密生する中を進むと、ウスバカゲロウが姿を表しました。
薄暗い林の中を静かに、頼り無げに飛ぶウスバカゲロウを見ていると不思議の国に足を踏み入れてしまったような気になります。
獣道は直ぐに園路に出て、中央地区南側のエリアを方々探しましたが、結局諦めて、枡形山〜飯室山地区で探すことにしました。
獣道としては頼り無げでしたが、初めてのエリアなので試してみることにしました。
撮影に邪魔になりそうなアオキやシュロは刈り取って、2台目を設置しました。
3台目は枡形山周辺と思って、またヤブコギをしましたが、試してみたくなる場所が見つかりません。
約束の時間もあり、一旦引き上げることにしました。
アズマネザサのヤブの中で、ホタルガに出会いました。
林縁ではなく、ヤブの中で見ると雰囲気が違っています。
枡形山広場に戻って、水道で顔を洗おうとすると排水桝のグレーチングの孔から何か光るものが這い出ようとしていました。
タマムシです。
何でこんなところに落ちたのだろうか。
引っ張り出そうとすると落ちてしまったので、グレーチングを持ち上げて、拾い出しました。
広場には大勢の子どもたちがいましたので、そっと持ち出して、ピクニック広場に移動し、写真を撮ってから逃がしました。
鞘翅をピンと張って、静かに舞い上がりました。
飛んでいる姿もなかなか魅力的でした。
ピクニック広場でお弁当を食べてから、もう一度、3台目のカメラを設置しに行きました。
結局、ハンノキ林周辺の斜面に設置することにしました。
林縁には様々なキノコが出ていましたが、こんな大きなものもありました。
3台目を設置して、今日の活動を終えました。
カメラの回収は短時間で済みますが、設置は時間がかかります。
園路からは見えない場所に設置したいと思うのですが、獣道も園路に近いところにあることが多いからです。
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