日時 2010/11/27(土)8:30〜15:00(見学会10:00〜14:30)晴
場所 都立桜ヶ丘公園
参加者 岩田臣生、岩田芳美
倉本先生が主宰する雑木林勉強会の公園見学会が都立桜ヶ丘公園で開催されました。
雑木林の植生管理をボランティアが行っている公園の事例として、倉本先生から聞いていました。
生田緑地の皆伐更新後の管理について計画するための勉強をさせて戴くために参加させて戴きました。
都立桜ヶ丘公園は雑木林の皆伐後の植生管理を桜ヶ丘公園雑木林ボランティアが行っています。
この日は、雑木林ボランティアの岸本剛一さんと平野玲子さんが案内してくれました。
雑木林ボランティアは、東京都が直接管理していた時に倉本先生がコーディネートしてつくった組織です。
現在、桜ヶ丘公園は東京都公園緑地協会が指定管理者となっていますが、公園緑地協会のボランティアとして活動しているそうです。
その活動場所は、桜ヶ丘公園の中のこならの丘というエリアで、園路から隔離された区域が対象になっていました。
そのうち日当たりの良い方を薪炭林として管理し、2度目の伐採を行っているところでした。
また、薪炭林ということで萌芽の位置は問題にしていないようでした。
日当たりの悪い方は皆伐後、夏刈り1回を続けてきたとのことです。
「雑木林の植生管理」という本にあった低木散生型の雑木林というのは、これだろうと思わせてくれる雑木林でした。
でも、14〜20年が経過しているとのことで、そろそろ手を入れる時期だと思いますが、どの様な植生管理を行うのか興味が湧いてきます。
こならの丘の麓に「さとやまくらぶ」という建物があって、中には板の間の作業スペースとトイレと倉庫があるようでした。
こんな施設があると里山のボランティア活動の幅が広がってくると思います。
桜ヶ丘公園のゆうひの丘のエリアの方の西端に田んぼがあり、ここも見学させて戴きました。
ここも雑木林ボランティアの人たちが活動しているそうです。
この日は脱穀機と唐箕を使って、脱穀、選別が行われていました。
ボランティアの使える建物があって、楽しい活動ができそうです。
話を聞いているところにマユタテアカネが飛んできました。
旧多摩聖跡記念館のあるエリアの「山道」です。
頂部斜面〜上部谷壁斜面の傾斜が緩いこと、低木層〜亜高木層が発達していることなど、生田緑地との違いを感じました。
また、「山道」には落葉が散り敷かれていて、公園緑地協会の職員が3人でパトロールをしながらイヌの糞やゴミを拾って歩いていました。
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