日時 2010/12/8(水)10:00〜14:00 晴
場所 生田緑地 B07の一部
参加者 岩田臣生、岩田芳美
上の田圃には水が広がっていました。やはり、水があるといいと思ってしまいます。
この日は木道(ヨシ原〜下の田圃)沿いのカサスゲと枯れ残っていたミゾソバなどを刈り取りました。
カサスゲは4月20日頃に咲きだすのですが、カサスゲの葉は枯れても丈夫で、このまま放置しておくと疎らにしか育ちません。
スゲの花ですから雄花の黄色の花粉が目立つぐらいのものですが、集中して咲いていると趣があります。
(左)枯れ残ったミゾソバ等
(下)まだ青々とした部分の残るカサスゲ
木道と隣接民有地との間の部分のカサスゲや枯れ残ったミゾソバなどを刈り取りました。
ヨシも木道に近い部分は刈り取りました。
通りかかった来園者が何に使うのかと聞いてきました。使う予定は無いと答えると、立派なヨシなのに勿体ないと言って去っていきました。
確かに、この場所のヨシは陽光を受けて黄金色に透けるように茎を輝かせています。
カサスゲを刈り取りました。
カサスゲを刈り取っていると「これは何か。」と尋ねてくる人がいました。
カサスゲについて説明すると、「カヤではないのか。カヤというのは、ここにはないのか。」と尋ねてきます。
茅葺きのカヤはススキやチガヤなどのイネ科植物の総称だということを説明しました。
平日のせいか、木道を歩いていても皆さんが挨拶してきますし、いろいろなことを聞きたいようです。
会話も散歩の味わいの一つなのかも知れませんが、手を止めなければならないのが辛い時もあります。
木道と水路の間のカサスゲも刈り取りました。
降雨時の表流水が相当量流れた痕跡が残っていました。
落葉は、まずはピクニック広場東側の階段から集めては田圃に運ぶ活動を繰り返しました。
殆どの通りかかりの人が「おはようございます」、「落葉も気持ちがいいね」、「何をしているのですか」、「落葉はどこに持っていくのか」、
「下の落葉溜めでは間に合わないだろう」などと声をかけてきます。
その度に、落葉は田圃に運んで入れていること、田圃は里山の自然学校の子どもたちが田植えや稲刈りをしていること、
田圃は農薬を使っていないこと、だからいろいろな生物が生息していることなどを話しました。
応対が大変で、度々活動が中断されます。
植物班の3人も通りました。里モニ調査をしていたようです。
冬の田圃も水を湛えていると里山らしい景観になります。気持ちが癒されるような気がします。
2006年に再生した田圃に落葉を入れていきました。
アカバナの実は少しずつ種子を飛ばす構造になっているようです。
これも植物の戦略でしょうか。
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