生田緑地の谷戸の自然保全活動

萌芽更新地区を下側の園路から見ると、ヤマユリが2本、大きく育っていて、オカタツナミソウの薄紫色が点々と見られます。 植生管理の効果は確実に感じられます。


田植えの準備
日時 2011/5/20(金)10:00〜15:00 晴
場所 生田緑地 竹林、上の田圃、下の田圃
参加者 岩田臣生

この谷戸の田圃では田植え直後にカルガモ対策としての防鳥ネット張りが必要になっています。 今日は、その準備をすることにしました。
まず、竹林に行って、枯れた竹を伐採し、一節の長さで切断し、これを8本に割って、防鳥ネット張りに使うペグをつくりました。 支柱用には、まだ緑色が残っている古い竹を3節ぐらいの長さに切断したものを作りました。
これを上の田圃に運んで、支柱は田圃の四隅に立てました。
また、アカバナの出ている所は2ヶ所に離れていましたが、子どもたちが踏み潰してしまわないように囲いました。


終わって帰る前に下の田圃に置いた苗が気になって見に行ったところ、何者かが荒らしていて、苗が散乱していました。
そのまま放置するわけにもいかず、水位を下げて、田圃に入り、水に浮いてしまっていた苗を仮植えしました。



苗木畑の除草
日時 2011/5/20(金)10:00〜12:00 晴
場所 生田緑地 苗木畑
参加者 岩田芳美、城本法子

城山下谷戸は今冬、アズマネザサを刈り、ヤマグワを除伐したところは、まだまだ地面が見えていますが、苗木畑の側はすっかり草が繁茂して、 苗木畑も埋もれていました。

実生苗木は草に負けずに育っていました。


オヤブジラミにはアカスジカメムシが来ていました。 すっかり広がってしまったイは花盛りです。

下の田圃にいたシマヘビは畦を丹念に調べていました。 シュレーゲルアオガエルがいることを知っているようです。 人の気配を感じて田圃の中央に逃げ出しました。
上の田圃のシマヘビも同様に、畦に沿って移動していました。

谷戸の合流部に伸びだしたススキにはヤマサナエが休んでいました。

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特定非営利活動法人かわさき自然調査団
Kawasaki Organization for Nature Research and Conservation